発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2005-07-07から1日間の記事一覧

Q15:トレーニングの注意点は?

A:自分の体、心の状態をよく理解するようにして、整えるようにしましょう。たとえば、起床する時間からトレーニングの時間まで定め、規則正しい生活を心がけるのも一つです。自分のよい状態と現在の状態がどのくらいかけ離れているのか測り、今の限界を知…

Q14:声を調整するには、確実に声を使える技術が必要ですか。

A:歌のなかには、技術をみせる部分もあります。声の技術、感性がどちらも入っていないと、3分間、もたせることができません。歌の線、声の線の上でフレーズを動かすようにして、高音になっても声が変わらないようにします。その部分に感情、情感が伴って…

Q13:体の調子が悪く、声は出るが体に力が入りません。ぜんそくのようになり、のど声になるのですが。

A:ぜんそくをもっていても歌を歌っている人はたくさんいます。ヴォイストレーニングとは、普段の体調より悪いときにいかに切り抜けられるかということのためにやることでもあるのです。体調が悪いなら悪いなりに、自分の体に合せてその体を使えるところま…

Q12:声そのもので表現するということは、どういうことなのですか。

Q続き・・・ このところ、何度か「もっと楽しそうに歌って」とか「ちっとも楽しく聞こえない」とか言われて、楽しく聞こえるにはどうすればよいのかを考えていました。感情移入すること=楽しい歌は楽しく、悲しい歌は悲しく歌うことだと思っていたのですが、…

Q11:上降していくときに途中からのどに無理がかかり、音質も変わってしまうのですが。

Q続き・・・ 下降のときは大丈夫なようなのですが、上降はポジションも段々あがってくるし、途中のある音から音質、ひびきも変わります。のどがしまってくるので無意識にそうするのだと思います。体が段々きつく使えていっていないとか、声の当てどころが変…

Q10:ファルセットとは何ですか。

A:仮声(かせい)、あるいは裏声といいます。男声においては、声区のいちばん高い音域にあります。下から胸声、中声、頭声、これが普通の声にあたりますが、その上に急に細く力の弱い声区があります。これが仮声すなわちファルセットです。女声においては…

Q9:低音のベースのまま、高音を出すことはできますか。

A:基本的には違います。そのまま高音へもっていける場合もありますが、 のど声を避けようとすると、頭の方へしぜんと移っていくのがしぜんです。 ポジションをどこにとるのか、バランスをどうつくるのかという問題です。 低い高いに左右されずに、バランス…

Q8:歌詞がつくと、声を出すとき声が変化してしまうのですが。

A:日本語の場合、ポジションが浅くなってしまうのが普通です。 イメージについては、日本語の方にひきずられて、深くとりづらくなるので、 イタリア語などでトレーニングするのがお勧めです。