発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2005-07-11から1日間の記事一覧

Q20:音程がとれません。

A:音楽、ジャンル、調が体のなかにない曲になると慣れていないためにとれないのです。曲をたくさん聞いて体のなかにしみこませるとともに、課題やフレーズを丸暗記することです。いくつかのパターンがでているので、そのパターンに慣れて違和感をなくすよ…

Q19:おもしろい課題はないですか。

A:おもしろい課題などないのです。その課題をおもしろくするのはその人自身です。カッコイイ課題というのは、その歌がカッコイイのであり、カッコイイものをやってできたと思ったら大間違いです。それは本人以外のものがカッコイイのですから、本人が一番…

Q18:合唱のとき、他の人と一緒に合せようとすると、声をとりにいったりそろえたりしようとするので、のどにかかってしまう。課題に入りきれないのですが。

A:合唱というと、ウィーン少年少女合唱団のようなものをイメージすると思いますが、発声からは、一般にいわれるハーモニーよりは一人ずつ声を出して重ねていき、表現が宿れば、トータルの力としてパワフルになるものと捉えてください。ここでの合唱は、他…

Q17.息が逃げてしまう。すべてを声にしたい。

A:息が逃げているからといって、息を声にしようとすると、声をとりにいってしまいます。トレーニングをして技術が宿ってくれば、声が息をとりにいかなくてもよくなりまず。そこまで待つことです。どのくらい、きちんと体から声として出せるか、そこに表現…

Q16:「ファ」の音から裏声になってしまいます。この部分も地声にしたいのですが、そうしようとすると、のどがかゆくなり咳が出ます。

A:最初は高音域もなるべく同じポジションで捉えようとします。誰でもやり始めた頃は同じポジションではとれないし、線もつながりません。「ファ」の音から裏声になるということは、その前の音「レ」、「ミ」がもっと楽に、深くとれていないため、「ファ」…