発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Q41.地声とファルセットの切り換えについて

A.トレーナーが表現のなかでのオプションで教えることはありますが、ファルセットのレッスンそのものは、原則として声楽でしかやらせていません。最初は、すべて地声という観点で捉えます。日本人でもしぜんにできるはずのことが、なぜできないのか。それ…

Q40.低音域、高音域、声質を安定させるには?

A.ベースの声が安定すれば、問題ないと思います。口を大きく開ける、口のなかであてる位置を変えたりする必要は全くありません。ふしぜんに口をあけても逆に表現力が劣ってしまいます。声に関しては、あごを動かしたり口を動かしたり、部分的な要素を入れ…

Q39.一日の練習時間はどのくらいですか?

A.時間より質です。声に関していえば、わからないうちにいくら声を出しても、却ってマイナスになることが多いからです。一所懸命やる、量をこなすことは大前提ですが、それだけでうまくなれるわけではありません。それよりも最初は、24時間、音楽、歌、…

Q38.日々、必ずするべきトレーニングとは?

A.朝起きたときにすぐにでも声が出るような体の状態にもっていけること。体がおきる時間のロスを減らす、なくすことです。よい状態でトレーニングできれば、マイナスのトレーニングをしなくてもすみます。どれだけ理想的に声が出せる状態を常にキープでき…

Q37.外国人のようにパワフルになるためには?

A.当人の意欲しだいです。当人の意欲が9割あれば、レッスンは充分、活かせるでしょう。(rf:他の回答参考)

Q36.ミュージカルなど動きながら歌うと、きちんと歌えない。

A.たとえば、バスケットで、練習ではシュートが入るのに、試合では入らないというのと同じことです。基本が応用できていない。すなわち、基本がそこまで充分に身についていないということです。ステージでは、歌っているうちに乱れていくものです。ステー…

Q35.声を前にもっていくようにと言われたが、胸の中心で深く声のポジションをとろうとすると、この声を前にという意識と、逆の行動をしてしまう。どのようにこの二つの目標を同時に達成できるのでしょうか。

A.初心者で、ここまで一度に行なうのはまだ無理です。それよりも、一つひとつ、体でよいポイントの感覚をつかんでいくことです。あせらず地道にやるしかありません。

Q34.ブレスのときに肩を動かしたり腹をふくらませたりしないでも、瞬時に息を吸い込めるようになるべきと言われましたが、吸い込み方のポイントが、いまいちつかめません。肋骨がふくらんだり腹が動かないと、息を吸い込んだ感じがしないのですが。

A.普段から腹式で充分に呼吸しているという人はあまりいませんので、いざやろうとすると感覚をつかむまで時間がかかります。腹式のポイントを少しずつ掴んでいくことです。最初は意識することも大事でしょう。(T)

Q33.このごろ「歌の基準」ということばをよく耳にしますが、発声についてなら「正しさ」ということは確かにあると思うのですが、歌については「基準を示す」ということが、何の意味をもつのかわかるようでわかりません。体のついた声と音楽上の最低限の約束事を身につけた上でなら、好きなことを自由にやっていいと思っています。その先にまだ「基準」というものがあると思うと、当てが外れたような気持ちになります。私は、発声のトレーニング以降は、そんなもののないところで歌っていきたいと思っています。

A.好きなことを自由にやってよいのは、別に発声が身についていなくとも、本人の勝手でしょう。発声が身についていたら、どう歌っても歌になるというなら、私が何をどう歌っても歌になるということでしょうが、そんなことは絶対にありえません。そのことが…

Q32:「素の声に戻る」しぜんな声の判断基準は何か。人によってしぜんな声も違ってくると思います。自分のしぜんな声の発見は、まず耳でわかるようになるのか、体でわかるようになるのか?

A:両方でしょう。

Q31:母音の発声について 発声練習のアエイオウと、実際の歌詞のなかでのアエイオウ(たとえば、愛、家e.t.c...)の発音の仕方は同じでよいのでしょうか。特に「イ」がうまくいえません。

A:発声と歌詞の読みは、最初は一致しにくいものです。がんばりましょう。

Q30:スポーツの稽古ではかなりキツイことをやれてきたのに、毎日のヴォイストレーニングではどうも集中できないし、消化不良で終わってしまいます。スポーツで感じた、キツイけど充実する感じが出てきません。練習がつまらないものになっています。このままの状態では未来が見えてきません。やはり修羅場をつくっていかなければいけないという気がしています。

A:修羅場というのは他人からみたら「よくやるなあ」というもので、本人にとっては、極楽三昧、つくるもなにも、どんなにおもしろい映画や本、おいしい食べものよりも楽しいことでしょう。例が悪いかもしれませんが、あの女とつき合えば修羅場といわれても…

Q29:私は過去のことを語るのを避けているのです。たぶん意図的に。私は体と精神がひきちぎれるようなときがありました。それを語りたくない、見たくないというのではなくて、そのものを見せたくないのです。語ってわかってもらえるようなものではないのです。自分もリアルに話せないと思います。それを多くの他人のまえにさらけ出すのが怖いのかもしれません。

A:歌うのに関係ありません。とらわれないように。