2005-01-01から1年間の記事一覧
他の人と全く声の域が違う人が、その中で心地よく声を出すということは、難しいことです。原調、あるいは一つのキィで歌うことが必修のような、合唱やミュージカルなどでは大きな問題となります。向こうのトップレベルの人たちがやっているところと同じこと…
声とか歌というのは、技術でやっていく前に、その音楽のイメージが見えていないといけない。歌を歌ってきた人、声をやってきた人は、技術で習得していく部分があるのは確かですが、その技術よりも先立つものがある。実際にはそこの部分の方が大きいのです。…
多くの人には、ある歌に感動したから、自分もそれを与える人になりたいと思ったり、単に好きだからやりたいという、きっかけがあるでしょう。しかし、音楽の中で深く感じとることができないと、自分の歌から熱く伝わるものは出てこないものです。 最近は、本…
本来、言えるものではないのです。日本のトレーナーは表現面について、ボキャヴラリーが貧困です。やってみせたくらいで伝わるくらいであれば、プロの歌を聴くだけで同じようにできるのです。できない人というのは、音の中で何が起こっているかという動きを…
トレーニングなどをやり始めて、気をつけることは慢心です。頭でっかちになると、「僕は昔、あんな歌に感動して泣いていたのは、恥ずかしい。世界にすごい歌がたくさんあるのを先生に教わりました」などという。世界にすごいものがあることと、あなたとは関…
いろんなものを世界中で観てきました。大体10回のうち1回は心から感動できる。 この前イスタンブールで、ベリーダンスのショウを観たのですが、最後に舞台をしめる歌い手がとてもうまい。ダンスなのに、歌、しかもマイウェイなんかでしめる。ああいうところ…
今は自分に対してもあまりに厳しくなってしまったということもありますが、外国のヴォーカリストと接して、彼らはこういうふうに声を扱っているのかということがわかっても、それが自分の中でしか動かない。それを他人に伝えるのは、とても難しいことです。…
やはり、何にしても、心とか魂が感じられるもの、ということはいえると思います。あなたが歌う理由、その歌の中で問いたいもの、そこにお客さんがいたら何を自分の価値として提供するかという、それによって決まってくると思います。 それとともに、それを高…
バンドの上にヴォーカルが乗っかっているというよりも、作詞作曲、バンドのキャラクター付けというのは、ヴォーカルがやっている場合が多いでしょう。要は、ヴォーカルがフレームを決めている。ただ演奏面では、ヴォーカルがバンドを抑えるだけの力がないか…
どんなミュージシャンでも、ある時期は徹底して音楽を入れていると思います。ある時期からは聴かなくても大丈夫になってくる。自分のものが確立したら、自分から滋養をとれます。大体クリエイターというのはそういうものでしょう。 歌というのは、必しも感情…
この質問は、私が答えるのは難しいです。自分のヒット曲が大嫌いだというアーティストも、確かにたくさんいる。この質問自体の意図によっても違ってきます。 私が昔、外国にいったときに、音楽なんて大嫌いと言い放った人がいました。私は初めて音楽が嫌いと…
それは、あなたが何をどう伝えようとするかによって、違ってくると思います。 例えば、ピアノとかバイオリンなどのように、音楽面での演奏をメインにしたら、その音色がどういうふうに音楽を奏でるかということが大事でしょう。そのときに心の中でどう思って…
発声練習のときのオリジナリティは、表現ではなく、体の原理に合った、ということになります。できるできないというのは、似てる似てないというのと同じで、かなり相対的なものです。また、誰でもすべてのことができるわけではありません。 できないことをや…
A.ファルセットはそもそも、仮声帯でひびかせたもので、力強さとは別のものです。力強いファルセットというのなら、ひびきがしっかりと通るということです。トレーニングは、ハミングや共鳴を中心にしますが、決して、力でやらないことです。
A.どのような雑音かわからないので、正しくはお答えできません。話すときにそうならないのなら、トレーニングで不しぜんなことをやっているのだと思います。その二つを比べてみてください。歌っているときは、どうでしょうか?のどに力が入っているのかも…
>> 例えば、高い声で歌う時などは、あきらかに胸に手を当てても何も振動しておらず喉が痛いので、喉で歌っているということはわかります。では、腹で歌っているときは胸が振動しており、更に喉は息をしているときのように、何も振動しない状態なのでしょう…
A.頭にひびかせるようにして、甲高い声を出すことはできます。でも、不自然ですし、せっかくの産まれもった声の魅力を引き出さないのはもったいないことです。外国の女性は、低音のおちついた声にしようとがんばっています。自分のそのままの声を大切に、…
A.たとえば「好きなアーティストと同じ声質になりたい!」というのは、生まれつき似てなければ難しいことです。でも、トレーニングで鍛えて、自分の声の魅力を引き出せば、人の心をひきつける声が出せるようになります。そうなったら、きっと自分も自分の…
A.男女の違いよりも、誰の声をどんな声の人がコピーしているのかによります。自分の音域にあわせて歌うことを優先してください。
A.ライブだけだとクセの発声になり、のどを痛めてしまうことも多いでしょう。平行してヴォイストレーニングをすることをおすすめします。(rf)
A.【bel canto】 イタリア語で『美しい歌』という意味で、イタリアの伝統的な歌唱法です。喉に無理なく低音から高音まで、気持ちよくのびやかに歌える方法とあります。ベルカント共鳴も、和式共鳴も、そう使われている方(あなたが、そう聞いた人…
A.のどの力は抜くしかありません。痛くなるように出していると、疲れて悪くなります。本当はムリして高く出してはいけないのです。それでも出したければ、のどにかけないように、上(頭声)へ抜くことです。これもうまくいかなければ、あまりお勧めできま…
A.音(声)を発するので振動はします。あなたのビリビリというのは、それがストレートに負担がのどにきて、その結果、のどが疲れ、状態が悪くなることを意味しています。そのまま声を出しつづけると、のどを痛めかねません。
A.「声帯ぶよぶよ」は、その医師の例えなので、扁桃腺はあまり気にしなくてよいと思います。ともかくどちらにせよ、医師の専門分野でのことで、誤解しては大変です。そのお医者さんか、他のお医者さんに詳しく所見を聞いてみてください。治療や手術などに…
A.あまり、ジャンルと考えないことです。むしろ、自分のキー・テンポが分かってくることが大切でしょう。
A.感情を入れて声を出したらのどが痛くなった、抑えめに出したら痛くなかった、などはよくあることです。控えめに出していたのに痛めてしまう場合もあります。前の質問と同じく、練習としても歌としても、よくはありません。
A.のどで引っ掛けたかどうかが自分でわかるとは限りません。人によって、のど声かどうかの自己判断の仕方、感じ方は違います。めちゃくちゃに歌ってても、のどに疲れを感じない人もいます。発声が上手くても、ほんの少しの引っ掛けでのどを痛める人もいま…
A.感情を込めて歌うというのは、本人が入れたと思って、できるものではありません。お客さんに伝わっているかということが大切です。伝え方にもいろいろとあります。声だけでそれを表現できるレベルでは、本当の意味で、深い声がなければいけないのです。
A.私自身の考えでは、声やお腹を意識するくらいにして、トレーニングを考えるのはやめた方がよいと思います。トレーニングは、最初はきちんと時間を区切ってやるべきでしょう。日常の会話のなかにもち込めるものではありません。
>> 友達にも「お前、昔かなり声高かったのに、今スゲー低いな~」「歌い声ガラガラやな」と言われ、がむしゃらに高い声を出そうと最近までしていました(潰すような感じで)。でも「変声期中に無理して出したら一生ガラガラ声になる」って読んで、かなり取…