発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Q1546.喉を上げるというのはできるようになったのですが、その状態で高音を出すということでしょうか?

A.喉の回りの筋肉を、柔軟に、自由に使えるようにすることが目的です。そのまま高音を出すというわけでは、ありません。(♭Ξ)

Q1547.高いところの出し方をつかむのに、リップロールがいいと聞いたのですが、本当ですか?やるときに気を付けたほうがいいことなどありますか?

A.リップロールにも、いろんな考え方があります。唇が腫れる感覚の声帯の回りの一部の筋肉が働く感覚をつかむには、悪くないと思います。気を付けたほうがよいことは、実施後に、緩んだ唇を、引き締めるのを忘れないようにします。唇が緩んだままだと、声…

Q1544.高い音になると、だんだん音に厚みがなくなっていきますが、発声で気をつける点はありますか。

A.感覚(音の焦点)は、細くなるものです。しかし、支えが抜けてはいけません。(♭∀)

Q1545.落ち着いて、重厚な雰囲気を感じさせる声を出すには、体のどこを響かせれば効果的でしょうか?また、そのために日頃から練習できる方法はありますか。

A.まずは、胸でしょう。声帯の力をなるべく抜いて使えるようにすることです。喉の中の下の方をなるべく、いつも広げるようにする。喉仏をなるべく、下にさげる。 毎日トレーニングすることです。(♭Ξ)

Q1542.発声法は理論が大切ですか。

A.一流の歌手は、先生に習った事をただ着実に勉強しただけでなく、自分で声の出し方を掴んだ点が必ずあります。クラシックの話で申し訳ありませんが、パヴァロッティもドミンゴもカレーラスも、口の開け方、姿勢、表情筋の動き、など同じではなくそれぞれ…

Q1543.家でできる練習法を教えてください。

A.基本レッスンで行っている内容を参考にしてください。レッスン中に、エクササイズとして行ってみたらよいものをセレクトしましょう。(♭∀)

Q1540.高音部と低音部で、体の重心位置は変えた方がよいのでしょうか?高い音ほど、後ろに重心を置くと出しやすいように感じます。

A.体の重心は変えない方がよいです。すごく高い音を出す時、少し前にくるのでしたらまだよいですが、のけぞっては支えがなくなるのでよくないです。響く場所でいえば、響きは高い音になるにつれて後ろにいけばよいと思います。(♯§)

Q1541.歌を歌う時は自分の世界に入りすぎてしまいます。どうすればよいでしょうか。

A.自分以外の誰か相手に語りかけるように歌うことを基本とした方が良いと思います。詞の内容によっては自分に語りかけることももちろんありますが、人を説得させるには独り言をモゴモゴ言う調子だと伝わりませんよね。歌も、人に歌うように考えるだけで、…

Q1538.意識的に特定の箇所だけを響かせるための、効果的な練習方法はありますか?先生から響きの場所を教えていただいて、その場所を練習してみるのですが、響いている箇所がズレているように感じます。

A.自分の頭で何度もイメージをすることと、響いている場所がズレるときの条件は何か(鼻か、舌か、喉か)を考えることで改善されます。練習のときのハミングが一番わかりやすいと思います。-ハミング- m - - - - - - -とのばしている間に口をモグモグさせ…

Q1539.声を張る場合と小さく囁く場合とでは、練習中に意識する体の部位は変えた方がよいでしょうか?例えば、声を張るときはお腹周りが横に開いているかを意識して、囁くときには頭の響きを意識するなど。

A.声を張るときも囁くときも同じです。お腹も喉も開いていること。大量は体やお腹で調整せずに、息の出るスピードで変えましょう。(♯§)

Q1536.歌の出だしで音を外してしまうと、その後修正が出来ずに最後まで響きの移行ができないことが多いのですが、練習では音を外した時点でやり直した方がよいのでしょうか?それともそこから持ち直せるような練習をすべきでしょうか?

A.やり直した方がよいです。出だしを間違うと途中で戻すのはとても難しいです。それだけ、出だしの音に集中しなくてはいけないのです。また、ただ単に失敗したらやり直すのではなく、失敗した時、うまくいく時とどこが違ったのか、何が違ったのか、反省す…

Q1537.お腹の横隔膜だけを広げようとすると、多少胸が上がってしまうのですが、上がらないようにした方がよいでしょうか?

A.胸の位置は高いままで、それ以上は上げないようにしましょう。部分が独立して動いていればお腹を広げても胸は上がりません。(♯§)

Q1534.風邪や調子が悪い時、歌は体の調子がもろに影響してしまうので、管理を心がけていますが、どうしても声や体に影響がでてしまう時があります。

A.そんなときは、何が悪かったのか、と考えることが大切です。冷え?乾燥?または、肩こり(緊張)?ストレス?と、調子が良かった時は考えなかったことを、考えるようになります。 一度失敗した後にやり直すことは、本当に注意深くやるものです。その時に…

Q1535.息の支えについて知りたい。

A.支えとは、歌に不可欠のものです。声に強弱をつける時も、音程をつけているのも支えです。支えをつけるためには、息を吐く時に、なるべくお腹をへこませないことです。特にへこまないようにしてもらいたいのは、お腹の前よりも、横です。ここは、普段の…

Q1532.学校の授業で腹胸式呼吸(腹式と胸式を同時にやる)というのをやったのですが、歌う時にも使えるのでしょうか。

A.おなかを使って(腹式で)息を吸い、息を送ることによって胸を感じることを言っているのだと思います。(♯Θ)

Q1533.先週、喉を痛めていたのですが、そういうときは、練習は避けるべきですか?何らかの慣らしくらいでもするべきですか?

A.喉を痛めた場合、休める状況であれば必ず休んでください。プロとして活動している場合、どうしても休めない時があります。そういう時は、声を使えるようにするためのエクササイズなどもありますが、上級者でないとお勧めできません。(♯Θ)

Q1530.レッスンでできたことが、家ではできないことがあります。どうしたらよいでしょうか。

A.自分で練習するときは、トレーナーがついているわけではないので、はじめのうちは実践できないのも仕方ありません。3歩進んで2歩下がっても、1歩は進む位のつもりでよいのではないでしょうか。次のレッスンまでレッスン内容をなるべく覚えている手段…

Q1531.「骨盤ていきんぐん」とは、どこの筋肉ですか?

A.インナーマッスルのことだと思います。(♯Θ)

Q1528.鼻を広げるというのは、猫のマネをすると広がるんですか。

A.鼻を広げた上で、猫のマネをしてください。(♯Θ)

Q1529.呼吸の練習をしてから、しっかり空気を吸えたり吐けたり、量も増えた気がします。息を吐く時はお腹を力まない方がよいのでしょうか?

A.力むのではなく、上にむかって動かすというか、動いてきます。(♯Θ)

Q1526.胸声とそうじゃなく出す音の境目はどう区別をすればいいのですか。

A.はっきりとした区別はありません。体の声をきいて、より自然な響きの場所を求めれば無理なくチェンジできます。(♯Θ)

Q1527.ハミングで歌おうとすると、音が動く場所が難しいなと思いました。1音1音はっきり出せるようにした方がいいですか。はっきり出そうとすると、別の歌みたいな気がします。

A.ハミングの方が音がはっきりわからないので心配になるかもしれませんが、口を開けている時と同じように出してください。さらにはっきりさせようと思う必要はありません。(♯Θ)

Q1524.歌うと鼻が詰まった感じになるのですが、変な発声をしているんでしょうか。

A.鼻腔が開いていないのでしょう。どの高さを歌っても鼻が詰まってはいけません。(♯Θ)

Q1525.お腹に物をのせて、それが下がらないように息を吐くのをやったのですが、難しかったです。どういう仕組みで下がらずにできるのかよく分かりませんでした。

A.今は仕組みを考えると逆に分からなくなると思うので、どうしたら物をのせたまま息を吐けるのかを探したほうがいいいと思います。(♯Θ)

Q1522.声を上げたり前に出すのが苦手です。

A.世の中には、一つの力が成り立つためには実は反対の力が重要である、という力の関係が多いものです。たとえば、私がレッスン内でよく例にあげるのが、エレベーターです。エレベーターが階を上がるためには、重りは下に下がり、下の階に行くためには重り…

Q1523.発声のときに心構えとして知っておくことがあれば、教えてください。

A.どの分野でもイメージすること、イメージトレーニングは重要ではないでしょうか?自分がどんな声を出すかをイメージする前に、出してから気づくという人が多いように思います。声を発する前にイメージするということは、声を出すための準備をするという…

Q1520.4分の4拍子と2分の2拍子の違い。

A.1拍にとる、音符の単位が4分音符が、2分音符かの違いです。よくわからなくなったら、2分の2拍子を4拍子として、歌って、慣れたら、2つでとる練習をしてみたらよいと思います。(♯Ω)

Q1521.アカペラで音程をよくするには?

A.ひたすら、正しい音を体に覚えこませることが大事ですが、音感をつかむために、余力があれば聴音の勉強も必要だと思います。(♯Ω)

Q1518.休符の後の音が下がりやすいのですが。

A.思っているよりも、1音高いくらいをめざして歌うとちょうどよいです。響きによって、音程が下がることがあります。特にファは、母音がアになるため、とても、響きが散りやすくなっています。最初はウなどの、口をあまり開かない、母音で歌うようにする…

Q1519.弱拍に関して知りたい。

A.4拍子は2拍目と4拍目、3拍子は2拍目と3拍目、2拍子は2拍目が弱拍になります。(♯Ω)