発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Q1424.ビリビリと声を鳴らさないようにするには?

A.声を声量で、ごまかさないことです。大きな声を出すと、ビリビリしやすいです。(♭Σ)

Q1425.高音(コンコーネ1番のミなど)で、声がかすれているように聞こえます。

A.高音は、今の技術では、まだ難しいです。別の訓練が必要なので、今は脱力と支えを感じることに集中しましょう。 (♭Σ)

Q1422.低い声を明るくすることが、なかなかできません。

A.まずは、頑張りすぎないことを意識してください。高い音域と同じポジションで低い音域を歌うことを覚えると、明るくなってくると思います。 (♭Σ)

Q1423.低音、高音も、響かせる場所は、鼻腔で同じなのですか。

A.鼻腔は、字でみると「鼻」のため、勘違いしやすいのですが、どちらかというと、目の後ろにあります。鼻より高い場所を意識しましょう。低音も高音も響かせる場所は同じです。(♭Σ)

Q1420.トレーナーによいといわれる時、自分ではまだ何がよいのか自覚できていません。

A.声を鍛えるということは自分の感覚を研ぎ澄まし、場合によってはこれまでの自分にはまったくない感覚を身につけなければいけません。自分が聞いてる自分の声と人が聞いてる自分の声は全く違うという認識をもち、少しずつ勉強していく以外ないと思います…

Q1421.高い音になるにつれて、ため息をつくぐらいの、喉の開きでなくなってしまう。

A.高い音を楽に歌う技術は、1ヶ月や2ヶ月でうまくいくようなものではありません。常に綱渡りのような緊張感が必要です。あせらず練習して下さい。喉が開かない原因として力で押していることが考えられます。力任せに叫んだ声は逆にノドをしめてしまいます…

Q1418.下半身をまだうまくふんばることができません。どう力を入れて、ふんばればよいのでしょうか。姿勢によって変わると思うのですが、力の入れ所を知りたいです。

A.支えというのは、日本語だと力むイメージがありますが、イタリアでは、「よりかかる」「もたれかかる」といった意味です。まっすぐに立ち、後ろによりかかるイメージをもってください。そうすると、中心が感じやすいと思います。(♭Σ)

Q1419.以前は素晴らしいと感じていた作品に対して、感動出来ないことがあります。

A.音楽を長年やっていくうえで大変なのが、マンネリとの戦いです。感受性も大事ですが、常に新鮮な気持ちで練習することです。音楽をやっていく以上ゴールはありません。たどり着かないゴールを目指すまでに、様々なプロセスを経ていかなければいけません…

Q1416.最近気づいた癖なのですが、私は顔を脱力させると、鼻からしか息が吐けず、そのまま声を出すと鼻に抜けたような声になってしまうのです。口周りをすぼめるようにに力を入れると、口から吐くことも可能なのですがこうすることによって声を出すことは何か弊害はありますでしょうか?またこの癖は、口周りの筋肉が弱いことが原因で、鼻から抜けてしまっていると考えてもいいのでしょうか。

A.基本的に顔、特に口、下、顎には力はいりません。鼻から息を吸うと鼻からしか息が出ないということはまずないです。なぜなら、普段の会話も普通に話せるからです。声帯に息が通り声帯が振動して声になるわけですから、直接鼻声になることはないと思いま…

Q1417.ブレスが苦手で息が続かないです。一度に吸える量も少なく、すばやく吸うことができません。息をたくさん吸おうとすると、深呼吸のようになってしまい、吸うのに時間がかかり音を大きくたててしまいます。

A.普段生活をしているときに、息を吸おうと思って吸ってはいないと思います。息は勝手に入ってくるものです。声を出す時にテンポよく息を使いきれば、使った分だけ自然に入ってきます。 (♭Σ)

Q1414.自分がはっきり発音できているつもりでも、「ここは“が”に聞こえない」と指摘されることもあれば、自分であやうく思ってもさほど問題にされないこともあります。これは、自分の声をテープに録るなどしないと自分では気づけないものでしょうか。

A.歌唱上の発音は自分が思っているより人には聞こえていないものです。やりすぎくらいで人にはちょうどいいです。「が」の発音に関して言えば「が」は濁音と鼻濁音にわかれます。直接「ガ」と発音するのが濁音です。鼻にかかって「ンガ」発音するのが鼻濁…

Q1415.有効といわれたことよりも、トレーニングを優先すべきでしょうか。

A.トレーニングにおいて、時期尚早というのは、特殊なことを除いて、あまりないと考えてください。いろんな本を朗読し、録音してみてはいかがですか。それを聞いてみるのみ、よい勉強になると思います。(♭Σ)

Q1412.下のシ→レの鳴りの違いが気になったのですが、そこもいずれは埋めていくものでしょうか?とすれば、どこを注意していけばよいでしょうか?やはり下のシですか?

A.上の音(この場合レの音)に基準を合わせて、その出し方と同じように下の音を出していく方が良いと思います。(♯?)

Q1413.子音を頑張らず、はっきり言う練習法はありますか?

A.無声音でその子音のみを何回か発語してから(sss…、ddd…など)、母音を加えると良いと思います。(♯?)

Q1410.練習のとき、レッスンのとき、歌うときなどでどうしても集中がぶれるときがあります。自分の集中力は不安定だし、まだ精神的にも未熟なのはわかりますが、やはりトレーナーが理想としているテンションに少しでも近づきたいので、何かアドバイスいただきたいです。

A.まずは、一つのことに集中していくことです。集中力がなければ、いくら練習しても意味がありません。集中力は養えます。本気で一つのことに集中していくことです。一つ課題を決めて、そのことに集中して、歌の練習をしていくことです。たくさんのことを…

Q1411.細かい毎日の練習方法を知りたいです。

A.今は、息吐きトレーニングを中心に行ってください。そして、セリフの裏にある意味を読みとる練習を日々していってください。(♭∞)

Q1408.最近、コンコーネを買いました。1番をやってみたんですが、高いところがどうしても裏声になってしまってうまくいきません。まだ早過ぎますか?

A.高いところは裏声でかまいません。地声で無理をしすぎないようにしましょう。地声と裏声と、息の流れはつなげていきましょう。(♭∞)

Q1409.低音でもっと歌えるように、声がだせるように、響くようにしたいんですが、練習方法をいくつか紹介していただきたいです。あと低音で大きな声で歌うと力が入るので、響きでどうにかするしかないのでしょうか?

A.声帯を緊張させるとよく響きません。首から上はリラックスさせないと無理です。基本の発声をマスターし、脱力して歌える状態になることが練習法とでもいっておきます。参考としては、舌の表面に声を響かせようと、息を舌の表面にあてるようにイメージし…

Q1406.最近、音源を聞きながらお腹を使って声を出そうとすると、膝の裏の筋ががつっぱったり、肩に力が入ってしまったりします。あまりよくないですか?

A.上半身はリラックス、そして声はお腹からだしていきます。できるだけ肩の力は抜いていきましょう。力が入ったら、いったんストレッチなどをして、ほぐしてから、また練習をしていきましょう。(♭∞)

Q1407.録音をしたときに、耳にカーンとくる音になっていることがあります。声に力を入れすぎですか?

A.のどに力を入れすぎかもしれません。声をだすというより、息が吐けるようにしていきましょう。(♭∞)

Q1404.脚を前後に開いて呼吸するトレーニングは、一度に長時間やっても大丈夫ですか。

A.目的は脚を前後に開くことではなく、開いて重心を感じること。自分の体力と相談して、毎日続けられるようにしていってください。日々続けることが大切です。(♭∞)

Q1405.イメージを置いて感情を込めて歌おうとするときに、声がかすれたり、変に小さくなったり、変につくった声になったりします。今の状況・レベルでは、あまり気にしない方がいいのでしょうか?

A.まだまだ歌うこと自体にこだわりすぎています。体全体で感じ、体全体から声を出していくことが大事です。(♭∞)

Q1402.以前より高い声がしぜんに出るようになってきたというか、あまり今までのように高い低いを感じなくなってきた気がします。でも、高い方の音はやっぱり力が入ったりしていると思います。こうしてだんだん高い音が使いやすくなってきたときに、喉のためなどで気をつけた方がよいことはありますか。

A.トレーニングはある一定の周期で繰り返しです。もう一度、体を中心に声を出している意識を持つこと。それと息の流れを感じていくことです。(♭∞)

Q1403.歌い方がしつこいので、もっとしぜんに歌えるようになりたいのですが、どうすれば癖のないしぜんな表現ができるようになるのでしょうか。

A.しつこいという感覚はどこから来ているのでしょうか?自然に歌うためには、もっと練習をして、もっと体を鍛えて、もっと歌の内容を深めていくことです。(♭∞)

Q1400.ライブの時に、ファルセットがうまくだせなくなります。練習の時のように、ファルセットを使うにはどうしたらよいのでしょうか。

A.練習の時に本番モードで練習していくことです。また本番では緊張したり、いつものようにパフォーマンスできないこともありますが、練習時から、体と一体化させて練習していくことで、緊張などの気持ちの変化に影響されない歌い方が身につきます。(♭∞)

Q1401.相変わらず、のどが弱くて練習量も限られます。この先、大きなライブをやっていくために充分練習をしたり、続けて歌うことに耐えるのどが欲しいです。のどを丈夫にしていくには、何を気をつけたらよいのでしょうか。

A.まずは体を使って声を出していくことを、体に覚え込ませていくこと。腹式呼吸をマスターしていくこと。そのうえで上半身の力を抜いていくこと。のどを丈夫にしていくというよりも、いかにのど以外をうまく使っていけるかが、大切です。また健康管理、体…

Q1398.息の量を大量に吐けるようにする、かつ効率的に声を出せるようにすることを教えられますが、体の感覚的には両者が相反するような気がして、うまくその感覚がつかめません。そのせいか、レッスンでは「息を吐くことは十分できていても、声を出すときにはその息の量に大きさが達してない」と指摘されます。大量に息を吐きつつ、効率的に声を出すために、どのようなイメージを持てばよいでしょうか。

A.分けて考えてください。まずは、体作り、息を吐ける筋力をつけるために、息を吐く練習をしていきます。体作りがある程度できた上で、発音などを意識して、声を効率よく出すトレーニングをしていきます。(♭∞)

Q1399.体のいろんなところを鳴らす(使う)ということが、よくわかりません。どういうことなのでしょうか。

A.のどの力が抜けて、体から(お腹から)声が出てくるようになると、楽器としての体が鳴ってくるようになります。鳴らすのではなく、鳴ってくるのです。また体を使うということは、腹式呼吸をしたり、重心を下に感じて、膝を曲げて声を出してみたり、体全…

Q1396.腹式呼吸で空気をためるときに、背中の方まで入れたいが、うまく入らないのですが、どうしたらよいでしょうか。

A.まずは前に入れること。それが出来るようになったら、横に、そして後ろに。順序を無視して、背中ばかりを意識して呼吸をしていても、ただ背中の筋肉だけが動いたり、盛り上がったりするだけで、呼吸とはまったく関係のない動きになってしまいます。お腹…

Q1397.レッスンでは「低い声の方が響きがある」と言われましたが、トレーニングによって、高い声でも響きのある声を出せるようになるのでしょうか。それとも、元々の声の高さによって、響きやすい音域のようなものがあるのでしょうか。

A.そういうタイプであれば、まずは低い声をさらに鍛えていきます。そして安定させていきます。その上で高い声のトレーニングをしていきます。土台である低い声の安定をまずは目指していきましょう。低い声の安定があってこその高い声でも、あるのです。(♭…