2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧
A.ここはプロもきていますが、プロが歌うということは評価していません。プロについての感想はそれぞれで勝手でよいのです。誰ものよい見本となるわけではありません。 むしろ、プロが歌う程度の歌は目指して欲しくないと思っているのです。プロとやってい…
A.プロの人に「歌わないでください」とよくいいます。最近の私の言葉の使い方では「歌っている」はよくないことと表されることが多いのです。うまいとか技術があるとか、この人はプロだと思うことと、心に伝わってくるとか感動するとか、ジャンルや時代を…
A.役者さんの声では、声のベースということで考えてください。今は声を使えなくてもマイクや音響がありますが、体ということであれば、やっておくと大きな差がつくのです。役者声といわれる、鍛えられている声を目指しましょう。
A.サラボーンなどを聞いてみましょう。わけがわからなくてもいいのです。聞いて入れておけばあとで繋がってきます。 プロの条件を売れ筋やルックスを外して聞いてみたら、心地よいかどうかということでしょう。心地よさにどこまでのことを求めるか、そこに…
A.声楽家は総じて、声量も大きく声域も広いのですが、聞かせる力とはそのまま関係ありません。体ということでの声の能力でいうなら、それらもできないよりはできた方がよいといえます。 ヴォーカルというなら、音域も音量も第一ではありません。きちんと組…
A.他の人がこうは歌わないというような歌い方で、さらにその中で理がかなっているかどうかです。頭で考えてもだめです。
A.日本人は1オクターブ半くらいがいいところです。2、3オクターブくらいの人は、声のチェックで大半、ひっかかってしまいます。3オクターブも持っているといっているのに、一音もしっかりと使えない人ばかりです。どこまで使えるかということの方が大…
A.大きく歌えということは声量でなく、イメージです。声もいい声ではなくてかまいません。でも出だしから自分のことを知っているということが出ていると安心です。その上で、人を引き付ける声をどう使えばいいかということです。
A.検証の機会がとりやすいです。トレーナーの中でも対立や矛盾があって、初めて未知の問題が出てきます。私はその間に入ってきたので、それだけデータがあるわけです。 一人の先生が全部やっていたら、その先生が絶対基準になります。やえもすると、先生と…
A.メンタルトレーニングを含めて、フィジカル、つまり体のことをやってみることです。ステップアップには、ピークパフォーマンスが必要です。スポーツ選手でいうと、ゾーンにという状況を起こすわけです。無心な状態で相手に勝つ、日本人はそこが苦手です…
A.多分、そういう人のところにいったら、どうでしょうか。ステージングやプロデュース的なアドバイスは受けられても、声に関しては一部の人には的確な指導ができても、あとの9割の人には難しいのではないでしょうか。音大でレベルの高い歌唱だけをしてきた…
A.よい意味での競争原理が働くことが大切です。学び続けて、誰かに支持されている先生が残ります。その先生の力があるところが、教える力、歌の力、声の力であるというところで採ります。言葉のトレーニングでも、体そのもので見せられる先生を採用してい…
A.トレーナーの組み合わせなど、レッスンの体制は、いつも変えていっています。最初は迷いながらですが、何年か経てば、もっとわかるようになると思います。そのための検証と実証なのです。今までのなかでこのタイプの人が来たときに、どういうやり方をと…
A.例えば、ミュージカルやオペラ出身者も同じ曲でやります。過去にやっている曲は、常に客観的な比較にさらされていきます。このようにして、指導するときにも客観的にみれるようにしていきます。
A.声は、結果の検証がしっかりとできてはいないでしょう。スポーツトレーナーと比べると、スポーツの場合は試合の勝敗や記録でわかりやすいです。音楽は点数に表れません。それでもトレーニングですから、その実証や検証をしなければいけないとわかるはず…
A.20代でも体が変わっていくので違ってきます。10代はもっと違っています。その年代は、ベースの部分で積んでいくことを優先させるべきです。声楽では、40代くらいといわれています。
A.自分を深めていかないと、自分のものがちゃんとできていかないということです。周りの人がどういおうと、仮に正しい間違いがあるとしたらそういうところにあります。よりよくすることができるのにしていない。そこに気づかず、別のことを優先している場…
A.なぜ多くの人がオリジリティでやらないのか、現場をみればわかります。日本のお客さんは、音声に関する限りけっこう保守的で、似たようなものや昔風なものを欲しています。 新しいことをやればいいと思うのです。私は声に価値観を入れようとは思いません…
A.イタリア人がオペラを歌ったり、アメリカ人がミュージカルをやる、自然に歌に入れるものを日本人がやると、けっこう違和感がありますね。日常から離れたものをいきなりもってくるからです。基本のベースを広げていないからです。いきなり踊ったり歌った…
A.クラシックは原則として、原調です。お客さんも歌手のキーに合っていなくて高すぎるとか、早すぎるとはいわないです。向こうではそのテンポでやっていて普通です。大半の日本人では、到底ついていけていない、そしたらゆっくり下げてやればいいのです。…
A.今一緒に研究している松澤先生は、「英語耳」という本で、「Sが10メートル先に聞こえなければSではない」と述べています。体を作るとはそういうことができるようにすることです。これは、息一つでできる人にはできるが、できない人はできません。イタ…
A.お笑いの人達の声は、現場で正され、直っていったのです。現場が厳しければ、そこで直すほうが早いです。体が入っていなかったり、声がいえていないなら、客が引きます。歌い手より厳しいです。歌い手はお客さんもそこまでチェックしていません。そのた…
A.最初の発声練習をイタリア語でやってみてください。なぜかというと、普通の読みのところの声のよしあしは、声優さんでも、ある程度やっている人には逆にわからないのです。日本語で読んで相手に伝わっているからです。発音はチェックできます。しかし、…
A.耳からのイメージに対して発声器官を調整するのですから、ヴォイトレは語学学習と結びついています。イタリア語をしっかり読んだら、声がよくなります。イタリアで言語で生活したら、帰ってくる頃には声が通ったり深くなっているはずです。ノウハウがあ…
A.日本人は目で見て判断します。あまり音の中での構成、ハーモニーや音色の自由度は聞いていません。音の中では、技術っぽいものやそれっぽいものを期待する場合が多いからです。本当にうまい人はそんなことはやりません。やらなくても伝わるからです。
A.レッスンが成り立つのは、一つのステップを超すことの繰り返しです。その人がレッスンに来なければ一生かかっても「ティー」を「テェー」といって通していたかもしれません。 これは、自分の耳の中での認識の問題です。母音が20個以上ある国の人は、母…
A.他の学校のトレーナーが理想にする形では、私はここでは理想にはしていません。 ミュージカルでは声楽的な歌い方を好みます。声楽をポップスやせりふにアレンジしたやり方です。芸術から考えると、声楽家がソロになったからといって、私の知っているプロ…
A.絶対に崩れないところ、一番に優れてはいなくても、自分の得意と居場所をもっていたらプロとしてやっていけるわけです。
A.昔より声量がなくなっても、日本では、円熟味が増してきたといわれる。本人が一番、昔出た声がでないとわかります。昔は若さと勢いで出せていただけです。喉に負担をかけていたのに、若かったから次の日までに回復していたのです。 トレーニングですぐに…
A.「ヴォーカルの裏ワザ」には、トレーニングということでなく、気づくことだけについて、100個ほど書きました。その中に比較ということで述べたのがあります。日本人で一番優れている歌い手が、向こうの優れている歌い手のようになりたくて、勉強して…