発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2011-02-03から1日間の記事一覧

Q3226.歌っていて音程が悪いと「ピアノをよく聞いて」とよく言われます。また、先生が音程の悪かったフレーズを歌ってくれることもあります。

A.聞いてと言われても、何の音が鳴っているのかもわからないし…と考えてしまうかもしれませんが、わからなくてもこの「聞く」という気持ちがとても重要なのです。注意深く耳を傾けることです。例えば歌詞やリズムなど、他のことに気をとられていませんか。…

Q3227.友人のオペラ歌手が言っていたことなのですが、英語の歌を唄うときは発音よりもその方の先生に教わった唄い方を重視するということでした。オペラ歌手ぐらいな国際的な歌手も発音を気にしないですませているのでしょうか。またそれで通用するものなのでしょうか。(観衆が外国人の場合)

A.発声を気にしないオペラ歌手はいません。ただ、一言で述べられる内容ではありません。 まず、音声生理学的(人間の発声器官の構造上)に発声と構音(発音)は、最高音域においては両立しがたくなります。オペラは、演奏スタイル上、発声と共鳴を優先せざ…