発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Q3413.スタジオの練習は、いつも制限時間に焦ってしまってうまく声を出せません。

A.誰もが家で24時間声を出せる環境にあるわけではありませんし、スタジオを借りると時間制限が1時間であったり2時間であったりあると思います。限られた時間の中で声の調子があまり良くなかったりすると、焦ってトレーニングしてしまう気持ちはとてもよ…

Q3410.朝のトレーニングはなぜ大事なのでしょうか。

A.ヴォイストレーニングは毎日続けることが大切です。特に、朝起きたときというのはとても重要で、毎朝起きたら一日声を使うウォーミングアップを行なうようにしましょう。昨日疲れて帰ってきた・・・寝ていないし・・・など思っても朝のウォームアップは…

Q3411.毎日の声を安定したものにしたいですが、なにかよい方法はありますか。

A.発声フォームを安定したものにして、毎日の発声スキルのアベレージを高くするには、常にインナーマッスル(深層筋)を鍛えておくと良いと思います。深層筋はとても鍛え辛い筋肉で、とても根気のいるトレーニングが必要です。バーベルや鉄アレイなどを上…

Q3408.高いポジションにはどうやったら響きますか?

A.高いポジションの声と、声の支えを抜いて浮かせた声は違います。高いポジションの響きは、結果その場所で共鳴するということであり、決して狙って共鳴させようとは思わないことです。ただ、共鳴腔をあけようとする力は共鳴の助けになります。表情筋を使…

Q3409.ヴォイストレーニングに対する心構えとは。

A.ヴォイストレーニングは、トレーニングです。最終的には、無意識の声をどれだけ高いクオリティにできるかだと思います。プロの声を聴いて、楽々と自由に声をコントロールしているように見えると思います。しかしそれは結果であり、声をトレーニングする…

Q3406.発音の不自然さはなぜ起こるのでしょうか。

A.発声の盲点が一つあるとしたら、ことばを喋る延長線上に発声があるということを忘れてしまうことだと思います。不自然な発音、または不自然な発声は、発声フォームを考えることによって起こることともいえます。そのような方向にならない一つのヒントは…

Q3407.母音の音色にむらがあります。

A.母音の練習時に気をつけてほしいのが、急激に雑に次の母音を準備しないことです。常に、丁寧に次の母音を想像して形を作り音にするという手順を怠らないようにしましょう。慣れてきたら、母音の形を作るスピードを徐々に上げていって、最終的に早口でも…

Q3404.深い声を出そうとしていますが、作り声だといわれました。

A.Barseg Tumanyanというバス歌手がいます。深いとても豊かな素晴らしい声のバス歌手です。ぜひYOUTUBEなどで調べて聴いてみて下さい。そして、この歌手の特筆すべき点は、若い頃の声はバリトンのような軽い響きだったのに対して、現在の声(現在恐らく50…

Q3405.声が浮いて、支えがなくなってしまいます。

A.声をおヘソの下に置いておいて、低音域でも高音域でも、この位置を動かさない意識、というものはとても大切な意識です。高音域になると、響きを上に、と考えて支えをぬいてしまう声の人は、この下の意識をなくさないことです。声の響きは、必要以上に響…

Q3402.自然な声を出すのは何故難しいのでしょう。

A.そもそも私たちは、何故声を出すことにこれほど苦労をしているのでしょうか?たとえば、犬や猫、ほかの動物に対して、「この猫はよい声でなくな」「この犬は発声がいいな」などと思ったことはありますか?(動物の声帯にもいろいろサイズが違いますので…

Q3403.深い声はどうやったら手に入るのでしょうか。

A.特に初学者の人は、良い声を出そうとしないで良いフォームの声を身に着けようと考えてみてください。良い声を出そうとして良い声はでるわけではありません。理にかなった方法で発声することによって初めて良い声は出ると考えましょう。顎、口腔内の緊張…

Q3400.深い呼吸を身につけたいのですが。

A.呼吸がうまくいかない一つの原因に、吐気と吸気が入れかわるところで(吐き終わりと吸い始めの瞬間で)良い意味での体の緊張感が抜けてしまうところにあります。呼吸の循環の中で、一瞬でも浅い呼吸の方向にいってしまったら、立て直すのはなかなか難し…

Q3401.どうしても力んでしまう時になにか解決策はありますか。

A.体を動かしても声が浮いてしまい、体がどんどん力んでしまうという人は、体の中への意識が足りないというケースもあると思います。体の外側ばかりが緊張しても、肝心の呼吸器官は中側にあるために機能させることは難しいでしょう。そのようなときは、お…