2014-10-15から1日間の記事一覧
A.そう考えて、アプローチする方が楽しいでしょうってことです。ただでさえ日本人は、間違いを直して一つだけの正しい答えを出せるような教育で固まっています。欠点というのは、長所がないから悪く目立つのです。目立つのだから、取り上げなければよいと…
A.トレーナーとして、積み重ねの上に出てくる学習効果のように言いたいのですが、私たちの体でさえ、過去を引きずりながらも、毎日新しく生まれ変わっているのです。まして、感覚をどう判断すればよいでしょう。 私がよく例えるのは、「Aが正しい。Bが間…
A.どちらも声に関しては、とても難しいでしょう。プロの歌手や邦楽家でも声そのものにどのくらい自覚があるかというと、どうでしょうか。ステージに対しての自覚は、誰でもあると思います。声となると、かなりのベテランでないとわからないことかもしれま…
A.私のところでは、トレーナーがそれぞれ異なるメニュをいろいろもっています。相手のタイプによっては、ほぼ同じようなレッスンになります。なのに、そこからすごく学べる人と、学べない人がいます。私の本を読んで、すごく学べたと感謝してくれる人と、…
A.その声がよいのか悪いのかわかりませんが、そういう変化を起こすことが、私の思うヴォイトレの役割なのです。これまでの自分のイメージや、習慣としてくり返していた、体が覚えてしまっていた発声をストップしたために新しく経験できたのでしょう。
A.問題としてどのように取り上げるかは、スタンスといって、私はとても大事にしています。問題は、取り上げるから問題になるのであって、取り上げなければ問題にならないことも多いのです。トレーナーとしては、問題の存在を指摘した上で、正すことを求め…
A.直そうというときには、歌とか発声のトータルの流れから、音程とかリズムとか高い音、発音…など、一つの問題だけを取り上げて、がんばっているわけです。その修正プログラムをいくつもつくってきた私からみると、ほとんどは、単独でなく、いくつもの問題…
A.いろんな直し方がありますが、私が述べてきたのは、方法でなく、結果としてみること、トータルとしてみることです。今ここで起きている問題とみえることを、今ここで直そうとして直るのは、大体、本人が直しているのです。ですから直せない、そこで直し…
A.そういう感じがあってもなくても、ヴォイトレならば、間違っている可能性が高いと思います。絶対に正しいと思い込んでいることでさえ、方向違いや、逆効果もあるのです。正しいとか方向とか効果というものを定められないなら、行けるところまで行くこと…
A.ヴォーカルの活動は、役者と同じく、かなり総合的な才能に支えられています。音楽的にすぐれた才能をもつ人もいれば、役者の才能をベースでやっていく人もいます。音楽的な才能は、音楽を通して磨かれるものですから、他の分野では、一流といわれる人が…