発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2014-10-29から1日間の記事一覧

Q.几帳面なせいか、間違いばかり気になり、自信がもてません。☆

A.間違いにもよりますが、表現、ステージにおける最大の間違いは、全力投球できないことです。間違いを気にしたり、自信が持てないということが伝わることが、最大のミスです。間違いは、あなたが起こすのでなく、客がそう思うことで生じます。あなたが間…

Q.うまく伸びない生徒の原因は何でしょうか。☆

A.いろいろとあります。イメージに声をそわせていくのは時間をかけることで近づいていきます。ただ、イメージのミスで正されないときはやっかいです。本人が正しいと思うのが間違いであり、トレーナーが正しいと思うのが間違いと思っている場合です。つま…

Q.どの声を選ぶべきですか。☆

A.もっともよいベストの声、声域、声量などにバランスのとりやすい声、長く出していてもまった疲れない声、この3つをチェックしてください。厳しくみると、すべてが一致することは、そうたやすくはありません。

Q.発声法で声そのものもよくなりますか。☆

A.ヴォイトレでは、声の正しい使い方を発声法としています。発声法を本当にしっかり行うと声がよくなるのです。現実には、今のヴォイトレは、発声法として声のよい使い方を教えることが中心です。私の考える本当に声をよくすることは、あまり行われなくな…

Q.イメージ言語とは何ですか。☆☆

A.現実の事態、事実とは一致しないが、ある目的の達成を促すために、その言語でのイメージによって、結果として状態の改善を促すために使うことばでしょうか。そのために人工的、即興的、独創的で、トレーナー個人の造語であることも多いものです。また、…

Q.発声に余計なことをするなと言われました。☆

A.歌の振り付けに、歌に関係なく手や足が動いていたら目障りです。私たちは常に何かをするときに、することばかり意識しています。しかし、何かをするときには同時に何かをしていない、何かをしないようにしなさいということが多いものです。

Q.声だけでなく、もっと総合的に歌を捉えなさいと言われました。☆

A.発声に囚われるのは、演奏より楽器に気がいっているようなものです。歌は、空間的には、ホールの中、舞台と客席、時間的には、伴奏にメロディ、リズム、歌詞が同時進行しています。すべてに八方集中していなくてはならないということです。

Q.発声は、それを邪魔することをすべてとっていくものと言われたことがあります。それでよいのですか。☆

A.よいものを悪いものが妨げているなら、悪いものをとればよいということですね。よいものと悪いものを分けられるか、悪いものだけとれるか、とれてもよいものが残っているか、もともとよいものがあるのかというようなベーシックな問題があると思います。…

Q.頭と体の関係で、どちらを優位にするか混乱しています。☆

A.人は、考えて行動するものですが、よく考えているときもあれば、ほとんど考えていないで動くときもあります。慣れていることは考えなくても、気づいたらやってしまっているものです。それは、ショートカットでうまく生きる知恵です。ありがたいことです…

Q.いろんなメニュで練習しています。もっとありませんか。☆

A.メニュは数や量でなく、質をアップするのに使いましょう。メニュそのものが多様になるのでなく、あなたにとって、もっともよいメニュを多様に使いこなせるようにするのです。ついでに、このメニュを声と置き換えてみてください。