発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2014-11-11から1日間の記事一覧

Q.「プロ」ということばを用いて目標を高く掲げるのは、なぜですか。

A.目標を曖昧にしてレベルを低く設定すると、特に声に関しては、他の何にも増して成果もプロセスもわかりにくくなるからです。ファインプレーを見て初めてわかるのではなく、体つきだけを見てすぐれた選手だとわかるというような意味で、「プロレベル」つ…

Q.「プロ」ということばは、何をしめしますか。

A.「プロ」ということばに抵抗を感じる人もいらっしゃると思います。年配の方なら「いまさらプロなんて」と思う場合もあるでしょうし、副業として、ステージや舞台に立っているなら、「商業主義でやりたくない」などと言う人も少なくありません。 ただ、私…

Q.トレーニングでの底上げのためには何をすべきですか。

A.真の目的は、ベターな状態に声を確実にそろえることで、次の次元に「オン」できる可能性を高めるということです。ここから楽な方向へ発声をもっていくケースもあれば、伝わる方向へもっていくケースもあります。さらに器を大きくするために、鍛えること…

Q.よい声が安定しないのですが。

A.どんなにすぐれた声が使えても、2~3年でだめにしてしまったら、そこで終わりです。スポーツの一流選手が、プロであり続けるには、けがをしないことが絶対条件というのと同じです。どんなときも、素人の声レベルに落ちない、体や感覚の違いを持ってい…

Q.レッスン以外に、必要なことは何でしょうか。

A.書き出してみましょう。(一例) 1.作品を形とする:ライブやCD、DVDなど・・・イメージを現象化する 2.表現を成り立たせる:「伝える」から「伝わる」に・・・デッサンの線がみえ、働きかける 3.対象とする相手を知る:集まる、欲する、買う・…

Q.生涯トップレベルで活動する一流のプロの条件は何ですか。

A.実力もありますが、壊れない、怪我をしない、休まないというタフさこそが、プロの条件なのです。

Q.基準は不変するのですか。

A.感覚や体が変わるのに、前と同じ基準でみてはいけません。

Q.発声を固めるの意味は何でしょう。

A.「発声を固める」とは、声を固める、のどを固める、発声器官・機能を固める、声の使い方を固める、フォーム・体や考え方を固めるといったものがあります。「くせ声」といいます。

Q.状態をよくしたときの声を知るには。

A.レッスンやトレーニングでは、リラックスさせて、体からしぜんな声を出させるようにします。素人の場合、普段が声を出すのによくない状態(体、心、呼吸とも)に置かれているので、まず、心身から解放させなければ、大した効果が期待できないからです。…

Q.ヴォイトレに求められるものは何でしょうか。

A.必要なものは、持続力です。それは30分、集中するというものだけではありません。声は時間をおく、待つことでしか、本当には身につかないものです。ときに一年分のレッスンを一ヶ月の集中トレーニングで身につけたいなどという方がいます。早く目的を遂…