発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2015-06-25から1日間の記事一覧

Q.育つとことばを覚え、声を忘れるのですか。

(A.私たちは、育つにつれ。声の力のほとんどを失っていきます。それは、声で感情を荒立てなくとも、ことばでより細かくすぐ伝えられるからです。今や危険なときに「危ない」「痛い」と叫んだり、腹から笑ったりするくらいです。それももう充分にできないの…

Q.感情を入れすぎる発音が不明瞭になりませんか。

A.声とことばでの伝える比率によります。例えば、「危ない」と言うとき、「あー」という大きな声だけでなく、ことばとして意味を伝えようとしますから、けっこう明瞭な発音になっているはずです。感情におぼれないからです。(♯)

Q.芝居でストレートな大げさな表現が苦手です。

A.芝居ですから伝えるための時間は限られています。そこで、見ている人に感情移入させなければなりません。インパクトや鋭い切り出し、畳みかけ、高揚感と自分の演技と声の動きでつくりあげなくてはなりません。そこへ踏みこまずには、何を言っても客にと…