発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-03-02から1日間の記事一覧

Q.アーティストに学ぶべきことは。

A.アーティストは自分の作品をどれだけ深めて表現できるかが問われます。そこでは、時代に先駆けた感覚にすべての才覚があるともいえるのです。今の時代と聴衆を知るのは、必須のことでしょう。 私は幸い、一流といわれる人とけっこう接してきました。今、…

Q.プロデューサーや演出家、映画監督に学ぶことは。

A.例えば、感情でも、本当に悲しみを表現するとなると、たいていは小さな声になります。小さな声が悲しみを表現できるのではなく、感情を込めて伝えようとしたときに、そういうしぜんに使えるところの声でないと、声に心がこもらないのです。しかし、オペ…

Q.プレイヤーや指揮者に学ぶことは。

A.純粋に音の世界について深めるためには、一流の演奏を聴いて、それを自分に叩き込んでいくしかありません。すると、一流でない演奏には何が足らないのかに気づけます。そこから、他人をみて、自分はどうすればよりよくなるのかがわかります。そうして、…

Q.アレンジャーやSEに学ぶことは。

A.アレンジャーやSEは、歌をバランスよく効果的に整え、心地よくしてくれます。すべての歌をすべてうまく歌える必要はありません。すべての歌を歌う必要もありません。自分の歌を持つこと、自分にしか歌えない歌を持つことの方が大切です。歌手はエンタ…

Q.声がダメでも、歌がダメでも、プロになる道はありますか。

A.はい、閉ざされていません。日本のシンガーのレベルに、声や歌唱だけではないトータルな演出力や作詞作曲の力が入っていることは、そのようなことの得意な人には朗報です。逆に、誰よりも声がよい、歌がうまい人などという人は、今や天才レベルにすぐれ…