発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-05-04から1日間の記事一覧

Q.ハスキーヴォイスでシャウトしたいのですが…。

A.ハスキーな声もシャウトも、プロの声には芯が見えます。つまり、息の線でしっかりと演奏しているものに音色(声)がついたといってもよいでしょう。楽器としてののどの確保と使い方はできているのですから、他人の声の音色や出し方そのものを真似るのは…

Q.フェイク、アドリブを入れたい。

A.本来、こうした声の応用は発声があるレベル以上にできて、そこでまっとうに戻れるところが確立してから、行なうべきです。一つの荒技ゆえに、決まるとファインプレーなのだと思ってください。素質やレベルによっては、やらない方がよい人の方が多いので…

Q.発声での音の処理はどうするのですか。

A.構えをもち、直線的にとらないことです。 どの音もベースは、胸についたしっかりした声で、一つにして言えなくてはいけません。頭の音だけぶつけて声を出し、あとはあやふやで何を言っているのかわからない場合が多いようです。大きな円循環の流れのなか…

Q.ためと間は、どうとるのですか。

A.呼吸でとるのです。 ためは、声では練り込み、間は、無音、音のないところです。ともに呼吸の働き、その効果と切り離せません。忘れてはいけないのは、観客も皆、呼吸しているということです。 音楽のリズムは、奏でる側の呼吸です。それに聴衆を乗せて…

Q.リピート効果を最大にもっていくには。

A.リピートして少しずつ高まっていくのが歌や音楽の最大の強味です。リピートして「オン」しつづけて、高めていきます。それが飽きられ、集中が切れ、「オン」しなくなる前にやめることです。元の曲が5番まであるから5番まで歌うというような安易なコピ…