発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-05-16から1日間の記事一覧

Q.リラックスのレベルアップ法を教えてください。

A.できないことをできるようにするトレーニングでは、2つのことが相反する、厳密に言うと2つ以上のことが含まれているのですが、そのとき、どんなメニュも、どれかを優先し、どれかを犠牲、あるいは無視しているのです。 リラックスにもレベルがあります。…

Q.ハイCは、2点Doでないのですか。

A.テノールのハイCは譜面上は3点Doですが、実際は、2点Doです。男性は楽譜より1オクターブ下の音を出すからです。1オクターブ、急に声が下がった変声期が関係していると思います。(♯)

Q.歌うのに喉もお腹も使うな、と言われました。☆☆

A.喉で歌うと言うことでしたら、事実(声帯は、喉頭の中にあり、発声はその動きによる)ですが、歌唱時は、使うのでなく使われていなくていけないのですから、その通りです。 どうしてそうなるかというと、トレーニングで、早く強く効率的にしていくための…

Q.口を大きく開けて、はっきり歌えと言われました。☆☆

A.それでよくなる人もいますが、元気に歌っているようにみえる視覚訴求効果ほどに声は出にくいと思います。(でも人にもよります)そこから、口の大きさよりも口の中を開けることと、トレーナーの教科書的な教え方も変わってきました。声楽家の影響もあっ…

Q.しゃべるように歌えと言われますが。☆

A.脱力して話すように、そのまま歌に、というのは理想です。ことばを話すところから歌が生まれるのです。特に日本人は、詞をよく聞くから、「詞をメロディにのせたら」歌のようにずっと考えていたともいえます。日本の歌も詞が中心でした。私は歌からこと…