2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧
A.「スケールでは、けっこうそれなりによい声が出せるようになったのに、曲になると、いい声が出ない。」ある程度レッスンが進み、その効果も出て、発声練習ではよい声が出るようになったのに、曲を歌うときにはその声がなぜか出せない。よくある悩みのひと…
A.お腹は、声を楽に出すことに、とても役に立ちますが、無敵のアイテムではありません。特に、何でもかんでもお腹にまかせて、うまくいかないのはお腹のせい、とすべての原因を、お腹に押し付けてしまうのは、考えものです。 たしかにお腹は、いろいろな声…
A.皆、面倒がっているようだが、ありがたいことであろう。自分の話を聞いてくれる人がいるのは、幸せなことである。ただ、残念なことに、「何を話そうか」ばかり考えて、肝心の「どう伝えるか」を考えている人は少ない。そこで、おもしろい話題を考えると…
A.相手に伝えるためにやや大きめの声で、できるだけ文案を見ないで言ってみるトレーニングをしよう。その時は、正しく読むのでなく、間違ってもよいから伝わるように言うことを重点とする。忘れたところはその場で補って、話としてまとめればよい。(Э)
A.文案を作るのが面倒なら、新聞のコラムなどをさっと読んで、そこから話としてまとめてみることだ。そのまま読み上げるのではなく、必ず自分の考えたこと、感じたことを入れ、話として伝わる文体、スタイル、言葉に変える工夫をしよう。私も、いつも自分…
A.第一線の俳優として成功した人たちがもっていて、私たちがもっていないものは、生まれつきのルックスでしょうか。いえ、今はルックスやスタイルだけなら、もっと恵まれた人がたくさんいます。彼らの本当の実力とは、キャラクター力です。 それは、演技力…
A.声を出すことは、健康によいし、体も呼吸も使う全身運動です。カラオケや詩吟、歌はもちろん朗読など、せりふ、言葉をいうのも効果的です。(♭б)
A.ボケ防止に「音読ドリル」というのがよく使われています。毎日、言葉を声を出して読むだけで、ボケなくなるのです。 日常生活のなかでも、どんどんと声を出しましょう。自分から声をかける努力を忘れないでください。それには、ちょっとした勇気や緊張が…
A.日本語の高低アクセントは、文末に向けて下がっていく一方で上がらないからです。 日本語の高低アクセンの特徴は 音の高いのを高、低いのを低として表記してみると、 2語 (1)低高 橋 (2)高低 箸 (3)高高(=低低) 3語 (1)高低低 みどり …
A.これは日本語の性格をみてもわかります。 雨と飴、橋と端、箸、これを私たち日本人は、高低アクセントで区別しています。たとえば、橋は「は」が高く、端と箸は「し」が高くなります。もし、「ハ(シッ)」と、シが息だけになっていたら、端なのか橋なの…
A.「菊」など、いくつかの例がありますが、これが歌詞になると、有声に戻り、一拍に一音ずつつけていくことになることが多いです。大きな声で読み上げたり、皆と一緒に声を合わせたりすると必ず、一拍一語になります。 (♭ф)
A.喉の力は、脱力ばかりしていると、声帯を含む喉周りの筋肉が、廃用性萎縮を起こして、やがて普通の話し声さえも出しにくい状態になってしまうことも、ないとはいえません。特に、日常的にお仕事などでほとんど声を使わない状態で、おしゃべり好きでもない…
A.秋川さんの歌う「千の風になって」が大ヒットしたとき、私の回りのテノールは皆、口をそろえて彼の発声を非難しました。まるでバリトンのような声で、まったくテノールらしくないと。私もそう感じましたし、そう思いました。 ところがそれから数年、オペ…
A.どんなによい発声になっても、限界を超えて声を使い続けると、喉は痛くなります。しかし、それは発声の良し悪しとは別の問題です。どんなに健脚で、フォームもスピードもすばらしいスポーツ選手でも、限界を超えて走り続けたり歩き続けたりすれば、靴擦れ…
A.伝わらない理由の大半は、話し方のスタイルができていないことです。伝えることに集中しなくては伝わらない。話そうとするのでなく、伝えようとして、鬼になる。すると、その人なりに話し方のスタイルというのが出てくる。それを、よりよい方向へやブラ…
A.話のプロでなくとも、話すということに関しては、プロという意識で取り組むべきだ。少なくとも、欧米人の平均レベルまでは、到達したいものである。(Э)
A.話は、話の内容を作ることと、それを伝えるため、声で表現することである。だから、うまくなるには、その2つをトレーニングすることだ。つまり、文案作りと音声表現の練習を欠かさずやれば、話は必ずうまくなる。 (Э)
A.こんな経験ありませんか。誰かにちょっと「今日、いい顔してるね」と、ほめられた。そしたら嬉しくなって、いつもよりポジティブに行動してしまった。声も明るく、気分も楽しくなった。 よくドラマなんかでもありますね。誰かのはげましの一言が、大きな…
A.もう一声の押しで物事が決まることがあります。セールスマンの最後の一言もその一つです。 クロージングで押し切るのは、声のかけ方、タイミングとトーンです。相手を口説くことも同じでしょう。ところが売れないセールスマンは、声で失敗するのですね。…
A.その声を出してみましょう。 「お買い求めになりますか」 「行くのか、行かないのか、どちらだ」 「是非、お試しください」(♭б)
A.「カ」は「ka」、「キ」は「ki」で、「k」は子音、「a」「i」は母音です。日常、話されている英語がとても早口に聞こえたり、語尾がいい加減な発音のように聞こえるのは、日本人の多くは子音、そして単音を認識できないためです。日本語の子音は必ず母…
A.日本人の英語は聞きとれても、洋画などでの英語が聞きとれないのは、スピードの差だけでなく、拍感覚がないからです。歌でも同じことです。 日本語は、一音ずつしっかり区切られて聞こえます。それに対し、英語などは、拍中心にまとまって進むから、のり…
A.日本語は、一つひとつのことばに、どこを高く発音し、どこを低く発音するかの決まりがあります。これを高低アクセントと言います。「ハシ」の例で説明すると、「は」を高く、「シ」を低く発音すると、箸(はシ)となります。 「ハ」を低く、「し」を高く…