発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.どのようにして、声の実力をつけるのですか。

A.声のトレーニングの中で、もっとも大切なこと、必要なこと、だれもが陥りやすい勘違いや誤り、急ぐことでマイナスになることについて、注意を促しています。 私たちが現在、実際に行なっている『ヴォイストレーニング』(声楽含む)のメニュや判断の基準…

Q.どのようにメニュを決めるのですか。

A.体も息も声のトレーニングも、いろんなメニュを実際に体験してみて取り入れ、選んだり改良したりして、あなたにとってもっとも理想的なメニュにつくりあげてください。オリジナルな作品、表現もまた、オリジナルなトレーニングの上に現れてくるものだと…

Q.声帯の手術のあと、どのくらい休めばよいのですか。

A.「ドクターストップが半年、私のストップが二ヶ月、でも本人は二週間で現場に復帰して何ともなかった」という例があります。これを無謀という人もいるでしょう。しかし、プロとはそのような感覚をもち、自分の責任、自分の判断において、仕事をしていく…

Q.覚えやすさの差はありますか。

A.体調、気分で認知力も違ってきます。過去の体験など、馴染みがあると違ってきます。記憶違いも多いのですが。(♯)

Q.視覚の誤認とは、どう生じますか。

A.日本人だけが読めないアルファベットの単語として、カタカナもどき変形が加えられているものがよく出てきます。欧米人なら、A13CをABCなどと読んでしまうのです。(♯)

Q.実演家にトレーナーは必要なのですか。

A.人前で演じている人は、自分の声のベーシックな部分をどれほど客観的につかんでいるものでしょうか。声は本人自身で把握していかなくてはなりませんが、それをより深く正しく自覚し、次のステップにいくお助けをトレーナーはできるのではと思っておりま…

Q.声が弱いのですが、何とかなりますか。

A.声は生まれつき、声が弱い、小さい、すぐに痛める、それで声を使う仕事をあきらめている人も少なくありません。でも、その前にどれだけ気づいて、意識的に変える努力をしていますか。人と違うだけのものを持ちたければ、人と違うだけのことを続けなくて…

Q.ヴォイトレが続かないのですが。

A.声は、「あたりまえ」のことと、「進化して続ける」ということが、とてもわかりにくいのです。レッスンやワークショップに出たあと、何をどう「続ける」のか、あなたはよくわかりましたか。それを学びにいらしてください。(♭)

Q.衝動的に動くと損するのか。

A.マシュマロテストで、4歳児の我慢力を試し、そのときに、「すぐに食べる欲を抑えたら先にもう一つもらえる」という方を選んだ子の方がIQにすぐれていたという実験がありました。(♯)

Q.直感的に合うトレーニングをしたいです。

A.そういう人の多くは、直観が正しかったのかを確かめる努力をしていません。そういう方法ももっていません。 衝動的、直観的と論理的思考能力は、一見、両立しがたいものにみえますが、そこをつめない、ただの直観だけでは、大して伸びません。(♯)

Q.プライミング効果とは何ですか。

A.先にSMAP解散騒動で「シャープ」の担当者が「Sで始まりPで終わるので、弊社としては今朝の解散ニュースでドキドキ感がすごい」とツイッターで自虐ネタが話題になりました。(2016.1.13)解散つながりの連想です。 観念で行動が変わる、高齢とイメージ…

Q.発声のことば、専門用語がわかりません。

A.ことばを学ぶことは、専門用語でラベルをつけることになります。 判断と意志決定と直観のバイアスを考えましょう。(♯)

Q.注意、集中力が足りません。

A.注意を集中すると、バスケットの試合の中のゴリラの着ぐるみの横断を見逃すことがあると、「世界 受けたい授業」のTVで放映されました。(♯)

Q.とても実力のある生徒と思っていた人が急変しました。

A.病院で、患者が、「これまでの治療はどれも間違っていた。…今度の先生をみた瞬間、これまでと違うとわかりました。フィーリングが合うし、私をわかってくれ、助けてくれる」と言ったら、その患者はサイコパスだ、放り出せとアドバイスされた、という話が…

Q.発声のマニュアルをつくりたいのですが。

A.呪文をつくり唱えましょう。誰かと一緒につくると楽しいでしょう。(♯)

Q.絆ブームに飽きてきました。

A.絆を、かつては、ほだしと読みました。これは、馬の足に絡ませ歩けないようにする綱からきているらしいです。(♯)

Q.発声の法則とは、何でしょうか。

A.規則、法則、連続性で考えないこと。(♯)

Q.生きる秘訣とかはありますか。

A.一人で生き抜く姿勢です。広さより深さ、心がどこにあるのか、最後は混沌に行きつくでしょう。(♯)

Q.科学の限界とは、どこでしょうか。

A.対象化することで症状という形で部分だけを抽出することです。そこからの浅さは、科学、研究、医療の弱点です。(♯)

Q.人生の後半期を過ごす考え方はありますか。

A.耳順う(したがう)のは、論語では60歳、自立してから、50歳で天命を知り70歳で自由を得る。いわば、林佳期から遁世期のことです。能の老いの美を究極とするところに学びましょう。(♯)

Q.すべてを知ったら、もっとよくなると思いますか。

A.すべてを知って生きていくのはよいこととは思えません。すべてを知ることはできないから、それは心配しなくてよいと思うのです。(♯)

Q.何を言えばよいでしょう。

A.みんな同じことを言う中では、あなたしか言えないことを、自分にしか言えないこととして言ってみましょう。(♯)

Q.QやAの長さの違いは、なんでしょうか。

A.浅い内容には曖昧な応答になります。が、深い質問内容には、とことん答えます。(♯)

Q.どんな声が理想ですか。

A.私は、日常に多彩に使っているくらいの声を、芝居や歌では、そのままパワーアップして使って欲しいと思います。トレーニングは、そこから「オン」していくためのものです。たった一つの声ですべて行なえるほど完成度を高めていくのです。(トレーニング…

Q.ブレスヴォイストレーニングを一言で言うと。

A.「ブレスヴォイストレーニング」では、外国人や俳優(=役者)の深い声を得たプロセスをたどりつつ、インパクトやパワーがあって伝わる自分の声を目指します。後になって、日本語でのより繊細に、ていねいに使えるために充分な声に仕上げます。声域、声…

Q.ブレスヴォイストレーニングの適用範囲はどこまでですか。

A.長年にわたり、演劇や音楽・邦楽関係者、さらに、アナウンサー、声優、ナレーター、ミュージカル俳優、朗読をする人から一般の人まで、大勢の前で話したり、実習したりする機会を得て、このトレーニングの可能性をどんどんと広げてきました。また、一流…

Q.武の成り立ちとは、どのようなものですか。

A.武は矛(ほこ)を止める、戦いを止めるという意味です。(♯)

Q.いつ終えるかを考えます。誰に聞くか、何を読めばよいですか。

A.それは考えずに、始めることを考えることです。自分で考えることが大切です。(♯)

Q.悩んでばかりで、何も手につきません。

A.ある痛みも、他に痛みがあるとそちらに気が移るように、悩みごとも、他に悩むことがあると紛れます。それ以外の事にも悩みをみつけて、それだけに悩むことから解放されましょう。(♯)

Q.朝から、あくびだらけ、朝ボケになります。

A.肉体疲労より精神的疲労が大きいのです。眼や耳からの刺激が多すぎて脳が休まっていないのでしょう。(♯)