発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2018-04-30から1日間の記事一覧

Q.日本語の音の数はいくつあるのですか。

A.五十音、いいえ100余り。しかし、それしか音がないのではなく、実際はもっともたくさん使っています。 「ん」でも発音記号でみると、5通りくらいの使い分けをしているのです。これは主に前後の音によって変化します。たとえば、ホーンとボンの「ン」は違…

Q.ことばの教育は、読み書きが中心ではないのですか。

A.ことばは音声を中心に扱われてきました。欧米では、聖書で、ことばは人間が動物と区別するためのものとなっています。ことばがない赤ん坊は、動物と同じ、だからこそ、音声教育は重要視されたのです。(♭ф)

Q.日本では読み書きが中心だったようですが。

A.海外では、声は発音から、スピーチ、ディベート、ディスカッションなど、音声コミュニケーションの技術として身につけるものでした。詩も朗読中心で、声の使い方、間のあけ方など学びます。かつては日本も寺子屋などで素読をし、武道や日々の遊びの中で…