発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.映画のせりふの声にどう学ぶのですか。

A.映画は、声に関心をもち、声を磨くには、最高の教材ですね。すばらしい声と声の使い方とシチュエーションと、あらゆる感動の宝庫です。ラジオなどのドラマでもよいでしょう。声を出して読んでみましょう。声を使う機会をゲットしましょう。 もし、あなた…

Q.ヴォイトレはフィジカルなものではないでしょうか。

A.英語のスクールよりは、声優、役者、歌手などの養成所の方が、発声からみると、その習得は向いているでしょう。さらに、好きなことをやっていることで、しぜんと全身を使い、伸び伸びとやるからです。スポーツのように、発声の勉強は、正しい間違いを気…

Q.ヴォイトレも全身を使って大げさにやるとよいのでしょうか。

A.舞台のトレーニングでは(歌も同じですが)、私はいつも大きく、大きくつくるように言います。体の動きも表情も声もすべて、大げさにやって、やりすぎることはないのです。(やりすぎたら、直せばよいのです。上達のコツは、あきれられるくらいのテンシ…

Q.英語の発音が、なかなか通じません。

A.一般的に、日本人のつける強弱リズムなどは、ほとんど平坦で伝わりません。強くしたつもりで、普通以下くらい、つまり、感覚と体が適していないのです。最初は口の中だけでしか、使っていないからです。 とにかく、全身で大げさにやらなくては、扱えるよ…

Q.声がペチャっとしていると言われます。

A.日本人の日常会話は、口蓋も低く、口もあまり開かず話せてしまいますね。外国人が日本人の話す音声を真似すると、やはり平べったい音を真似して発します。ここから、歌の声に作っていくには、やはり、それなりの努力で楽器として有効な状態に仕上げていか…

Q.いい声を出すのに、後頭部は何か関係があるのですか。

A.頭のうしろを開けるようにとか、後頭部の空間を意識してと言われたことはありますか。口蓋を上げ、後頭部も上げることで、共鳴腔が頭蓋骨の中に確保できます。ここに音は振動するため、後頭部について指導されるです。 口蓋を高くしろとトレーナーに言わ…

Q.息が喉元で止まると言われます。

A.このような症状をお持ちの人はたくさんいます。歌っていても、息が喉元や口元までしか届いていなく、その先に息を届けていこうとする意識が少ないようです。しっかり息を吐けていなければいい声は出てこないので、訓練すべき重要なポイントだど思います。…

Q.服装、スタイルのチェックを教えてください。

A.ネクタイが曲がっていないか、ワイシャツの襟元や袖は汚れていないか、髪はボサボサしていないか、寝ぐせはついていないか、などです。(Э)

Q.ひと声で相手の心を捉えられるのですか。

A.聞き手は話の本筋など聞かないうちに、最初の一声で、話し手の実力、慣れ、信頼度の大半を判断しています。顔つき、服装、登場のしかたで、およそ見当をつけ、第一声でほほ、今日の成果を確信します。それだけ第一印象は大切です。(Э)

Q.トータルのイメージづくりのチェックとはどのようなものでしょうか。

A.たとえば、次のような要素です。 1.服装 2.態度 3.自信 4.マナー 5.声のトーン 6.語り口 それぞれ、自分でチェックし、その後、他の人にチェックしてもらいましょう。(Э)

Q.声を持続的にアップするのはどうすればよいでしょう。

A.毎日、声を出した時間を記録しましょう。 声の調子、変わったことがあれば、書き出しましょう。 変わった声や感覚があればメモしましょう。 マイナスのサイクルに陥らないようにしましょう。 (♭б)

Q.声の間やタイミングとは何ですか。

A.お笑いでもネタのよしあしも大切ですが、演じたタイミングや声の使い方によって、どれだけの笑いがとれるかが決まります。どんなよいネタも、声のノリをはずしたら、自滅です。(♭б)

Q.声を使う機会が少ないのですがどうすればよいのでしょうか。

A.できる限り増やしましょう。 「声を使う必要はあまりない」「話すことも、あまりない」、それでも構いません。笑っても泣いても人生一度きり、たくさんの声を使いましょう。(♭б)

Q.日本語が強い息はいらないというのはどういうことですか。

A.それは、日常の中のことにすぎません。もし死ぬ覚悟をもって、相手に伝えなくてはいけないと思って言ってみてください。きっと大きな声よりも、強い息と語気がそこに感じられるでしょう。息の強さが表現力を支えるといってもよいでしょう。 私は、三流は…

Q.スピーチ力を高めるにはどうしたらよいですか。

A.私は若い頃、TVでグラミー賞やアカデミー賞でのスピーチに何度、感動したかわかりません。スピーチの内容も構成も表情も、声の使い方も、人間技に思えませんでした。私がアメリカにかなわないと思ったのは、そこに出る何十名も受賞者が全員、そのまま作…

Q.日本人と海外の人との音声力の違いは何ですか。

A.彼らは日常であのような対話やスピーチをしている国を代表する表現のプロなのです。まさにこれは、基礎としての音声表現力での国力の差でもあるのです。 普通の外国人の声や話も、日本人なら役者レベルにあると考えてみるとよいかもしれません。特に欧米…

Q.音が止まっていると言われます。

A.歌えてくると、だんだん音一つ一つを明確にして歌わないといけないと思い込んでいる方、音がつながってレガートにならない方、音が一つ一つ止まってしまう人がいらっしゃいます。 考えられることは、音符を見ながら歌っているため、その視覚的印象を忠実…

Q.音に段がついていると言われます。

A.音階練習をしていると、音を一つ一つ区切って階段をつけて上行下降させて歌う人がいらっしゃいます。これは喉の中で、何が行われているかというと、声帯が滑らかに次の音を作るのではなく、一回一回離されてまたくっついてという作業を繰り返しています。…

Q.音を頭蓋骨に響かせるとは、どういうことですか。

A.声が顔の中、喉の中にこもっている方がいます。日本語を普段話している我々にとってはその顔の中や喉の中の位置に声があることが日常であり心地いいことであり、周りからもそれを求められてしまうことがあるのかもしれませんね。狭い日本、狭い日本家屋で…