発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Q. コンコーネ50の1番の歌い方について教えてください。

A.ロングトーンなどで、声をコントロールできるようになってからでないと、本当の意味で上手く歌うのはとても難しい曲です。 まず、最初の2小節と次の2小節がきちんとレガートで歌え、強弱記号にしたがって出せるようにすることは、難題です。最初の2小節と…

Q.表情筋の使い方を知りたいです。

A.日本語は口の周りを動かさずに話せてしまうので、日本人は表情筋を動かすことに長けていないものです。喉に力が入る人は、表情筋をよく鍛えて、こちらをよく動かすようにすると、喉の力を利用せずに歌うことができますのでお勧めです。 鼻を長くしたり、短…

Q. 声の高さと世相は関係するものですか。

A.不安や緊張時に、声は高くなります。これは個人でも社会でも同じようです。不況になると甲高くなるようです。 演奏(映画、ドラマ)などもそうした効果を計算しています。これは声に限らず音、音楽、一般に通じることといえましょう。([E:#x266F])

Q. 声での体調チェックで何がわかりますか。

A.呼吸の乱れ、息で長く話せない、大声が出ない、語尾が不明瞭、ぶつぶつ途切れがちになる、発声での嗄声、かすれるなど、こういった症状は、体調と関わっています。睡眠や疲れにも関係します。脳や心臓ほか、臓器の疾患も表れます。 花粉症、風邪、インフ…

Q. 体の不調が声に表れるのはなぜですか。

A.声を扱う器官は、すべて呼吸や飲食のため、つまり、生きるための生命維持のためにつくられたものです。それを転用、いや、兼用しているのです。そのため、体の不調が声に表れるのは当然のことです。([E:#x266F])

Q. 音のひびきに関して、西欧との違いとは、何ですか。

A. 西欧のように、石の街で音がよくひびくところでは、ノイズよりも純音を求めるようになるのでしょう。ハーモニーなど音の組み合わせ(和音)も求められていきました。キンコンカンコンですね。 それに対し、日本では、ゴーンです。ひずみ、ノイズを愛し…

Q.口蓋を持ち上げて呼吸・発声するようにいわれますが、首に力が入ってしまいます。

A.口蓋を持ち上げると喉の奥にスペースが確保できて、かつ声帯にも負担が少なくなく、よく響く声を出すことができます。発声の上で基本中の基本として指導されてきたと思います。 しかし日本語で日常生活を送る私たちにとって、口蓋を上げるということは、…

Q.発声練習や声を出す以外で声を磨くのに役立つ方法

A.ただやみくもに声を出せば練習になるというわけではありません。声は声帯で作られますが、いい声を作り上げていくには、それ以外の要素がとても多いと思います。例えば、いい声をしているのに、体が硬くて損している、声に伸びやかさが足りない人がいます…

Q. おとがい (頤)って、どこですか。

A.あごの尖っているところをおとがいといいます。あご、下あご、chin。やや成長してからみられるものです。これは、現生人類を含む新人類の特徴です。([E:#x266F])

Q. 系統発生説というのは、何ですか。

A.エルンスト・ヘッケルの系統発生説とは、生物発生原則ともいいます。1866年提唱されました。「個体発生は、系統発生の短縮された、かつ急速なくり返しである」という説です。

Q. 表情筋と声について知りたいです。

A.感情を無理に声に込めなくとも、顔の表情によっても声の質が変わり感情も伝わります。表情筋は、ヴォイトレでも微妙な音色の調整に使われます。 ピッチなどを口角などで調整させているトレーナーもいますが、基礎としては感心しません。表情とリンクする…

Q. 「人は耳から生まれる」といわれるのは、なぜですか。

A.聴覚は妊娠6か月くらいで早くも完成されます。赤ちゃんは羊水を通る母親の声を聞いています。 生まれてからも、視覚でものを認識するよりも先に、耳の方が外の世界を捉えます。母親も、わが子の声に、特に反応するともいいます。([E:#x266F])

Q.軟口蓋を上げるように言われました。

A.歌を歌う上で軟口蓋を持ち上げるということは、重要なポイントです。日本語の平時の会話はほとんど軟口蓋を意識することなく、下がったままでも平気で発音できますが、歌を歌うとき、声をしっかり出していくとき、軟口蓋を持ち上げておかないと、声が美し…

.Q.声の響きをクリアにさせる方法を知りたいです。

A.発声練習で気にしてほしいところは、しっかり息を吐いて歌うことです。声を出す体になるようにウォーミングアップとの位置づけです。息を使いましょう。深く息を吸うのは、息をしっかり吐けるところからです。次に、身体が起きてきたな、温まってきたなと…

Q. アルコールは、のどを潤すのですか。

A.アルコールは、利尿作用を抑える抗利尿ホルモンを抑えるため、尿を出やすくします。飲みすぎは、体にはよくないということです。([E:#x266F])

Q. モヤモヤ病とは、何でしょうか。

A.モヤモヤ病とは、脳血管障害、内頸動脈の閉鎖で細いバイパスが脳内にできる病です。それがレントゲンでモヤモヤとみえることで命名されました。日本人の発見です。徳永英明さんが2001年5月に患いました。([E:#x266F])

Q. 便について教えてください。

A.大便は食物のカスで5%、あとは腸のはがれた粘膜の細胞と死んだ腸内細菌です。匂いはインドール、スカトール、硫化水素です。([E:#x266F])

Q. 顎や頬と噛むことの関係を知りたいです。

A.噛むときには、あごが動きます。上あごが動くというのは、おかしな表現で、顔の上部、つまり、頭も動くということになります。 食べ物を噛むと、歯茎の外と頬の間に出されます。そこに溜まると頬が舌にのせて、舌は奥で丸めるわけです。 歯が嚙み合うと…

Q.声がうねる、と言われることがありますが、どういうことでしょうか。

A.声がうねるというのは、息の流れが不安定なため、発音しながら口を開けているためだと思います。まず前者は、例えばフレーズの始めや音が上がるとき、付点のリズムや強拍にあたる部分などに対して(ご本人にそのつもりがなくても)アクセントがついてしま…

Q.喉で押している、喉に引っかかるを解消するメニュ

A.押すことを自覚できていても、日常的な癖はなかなか一夜にして改善するということは難しいので、地道に取り組んでいきましょう。 発声では、一音目に喉に当てないよう「Ha」で歌い出すのが安全です。子音Hで息を吐いてから母音アが出るので、普段の喉への…

Q. 舌下の療法が注目されていると聞きました。

A.花粉症の薬などを舌下に入れるのは、静脈が多く粘膜が薄く、飲むよりも吸収がよいからです。心臓発作を抑えるニトログリセリンもそのようにして使用しています。([E:#x266F])

Q. 舌の働きを知りたいのですが。

A.舌は、3方向に筋が通っています。上下に走る筋肉が縮むと舌は長くなり伸びます。 喉頭の入り口をふさぐことで食物を胃へ取り込みます。 舌は、収縮して口腔内の食べ物を奥へ送ります。 舌は3分の1はみえていません。前からみえる舌の後ろは垂直になって…

Q. 呼吸の音と心臓の音を教えてください。

A.ガラガラ、ヒューヒュー、ゼイゼイでは、順に肺炎、気管支炎、喘息といわれています。他に、チリチリ、バチバチもあります。([E:#x266F])

Q. しゃっくりの止め方を教えてください。

A.しゃっくりは、横隔膜の痙攣です。から、大体は、食べたり飲んだりして起こります。 早く直したいのなら、息を大きく吸ってバッと吐くことです。横隔膜を押し広げて、その後一瞬で緩めるショック療法です。([E:#x266F])

Q.普通に歌っているつもりなのに、声がうねるように聴こえると言われてしまいます。

A.「うねる」ときは一つではなくいくつかの原因が絡み合っていることが多いです。その原因としては、音の立ち上がりが遅い、母音の口が動いている(だんだん口を開けている)、フレーズ終わりに向けて息(声)が強くなっている、などが見受けられます。これ…