発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.音楽やリズムの感覚を学ぶときに、気をつけた方がよいことは何ですか。

A.耳だけで聞くのではなく、身体を動かして、のって聞くことです。リズム、拍子の感覚に加えて、表現欲も出てきます。

Q.ノリツッコミとかダブルボケ以外に、漫才の特徴のあるコンビはいますか。

A.たとえツッコミ クリームシチュー ノリボケ漫才 ハライチ ズレ漫才 オードリー

Q.笑いのとれるネタや話し方でのアドバイスをください。

A.「練習しなくてはいけないネタは、つまらないか向いていない」「夢中になって異様に熱く語るところがおもしろい」とは、ナイツの塙さんが言っていました。

Q.ショパンのイメージを並べてみてください。

A.マズルカ、ポーランド、ピアノ、詩人、子犬のワルツ、恋心、革命、ジョルジュ・サンド、マジョルカ島、雨音、ノクターン、ソナタ、ポロネーズ。 ショパンは、39年間で210曲を残しました。

Q.日本でもっとも古い音声記録となると、何でしょうか。

A.アマテラスが天の岩戸から出ると、神々が顔を見合うことができたので、喜びの声を歌い舞った、そのときの声々は、次のようなことばとなった、とあります。 「あはれ、あなおもしろ、あなたのし、あなさやけ、をけ」(「古語拾遺」)

Q.生存競争に、声や歌は影響したのでしょうか。

A.歌は、心を一つに合わせるので、歌が上手な民族が生き残ったと、小泉文夫は言っています。

Q.関西の方が、お笑いが盛んなのは、ことばが関係しますか。

A. 共通語は、東京のことばを誰もが聞き取りやすくし、いさかいが起きないように、つまり、感情的に表現しにくいように整えられたのです。それゆえ、関西弁に比べて、しゃべくりの漫才には不利です。感情が伝わるのには、方言の強さが有利です。

Q.デトックスは、声によいですか。

A.医療では必要なことがあっても、普通に健康であれば、肝臓、腎臓で不要分は排泄されます。飲食と運動で充分と思います。

Q.化学物質は、取り込んではいけないものですか。

A.物質は、化学元素の組み合わせでできているので、全て化学物質でできています。発酵などもまた、酸素による化学反応です。

Q.漢方は、薬よりも効きますか。

A.1990年代、小柴胡湯(しょうさいことう)の副作用で10人が亡くなったことがあります。原料が植物でも、毒があったりするのです。漢方は、個人差が大きいし、処方も多様なので、信頼できる専門家の指示の元、利用してください。

Q. マイナスイオン付きの空気清浄機を買うべきですか。

A.滝の近くや森林では、気化熱での涼しさで体感温度が下がり、涼しく感じます。空気清浄機の除菌効果は、オゾンや静電気の除去のためです。マイナスイオンにこだわる必要はありません。

Q.熱や帯状疱疹が出ますが、原因は何でしょうか。

A.疲労やストレスで、脳は副腎からコルチゾールを分泌し、血中のブドウ糖を増やしエネルギーにします。しかし、コルチゾールは、免疫機能を抑えもするので病原菌に弱くなってしまいます。体の冷えも血液循環を妨げるのでよくありません。専門家へ行きまし…

Q.ビタミンCは、風邪に効くのですか。

A.2013年、フィンランドの研究者が、ビタミンCは風邪の予防にはならないと結論を出しました。日頃から大量に摂っていると、多少早く直る可能性はあるというくらいだそうです。1970年代のポーリング博士の「メガビタミン療法」からの定説でしたが、すでに崩…

Q.免疫力をつける食べ物は、本当に効くのですか。

A.免疫力、自然治癒力、デトックスは、医学用語ではありません。本当に有効なものと証明すると医薬品となるのです。

Q.血液サラサラがよいのですか。

A.脳梗塞は、動脈硬化で起きますが、それは太い血管で起きるものです。毛細血管のなかの血液でドロドロやサラサラをみても、それでどうだということではありません。

Q.水素水を常用して害はないのですか。

A.水素は、何かを食べると胃腸で発生します。吐く息で測定できます。ご飯、牛乳などでも水分補給にはなります。水素水である必要はありません。

Q.皮膚呼吸も鍛えられますか。

A.人の皮膚呼吸では、「金粉を全身に塗ると死ぬ」ということはなく、汗が出せず、体温調整がしにくくて息苦しくなったりするだけだそうです。 皮膚呼吸をするのはミミズです。カエルやウナギは併用しています。体が粘膜で覆われていると、水に酸素が溶け込…

Q.動物実験は、人では危険だから行うのですか。

A.人体で危ない実験はできないから動物を使うというだけが理由ではありません。人は、一人ひとり、あまりに条件が違うのでデータがとりにくいのです。体の特徴や体質の差が少ない条件下で比較するには、動物でしかできないことが少なくないのです。しかし…

Q.プラシーボでの効果は、本物ではないのですよね。

A.プラシーボ(偽薬)効果とは、ラテン語の「喜ばせる」が元で、英語では、気休めのことばという意味があります。でも、薬が偽でも、効果が出たら真ともいえます。 二重盲検法といって、医師も参加者も本物がどれかわからない状態で行います。 さらに、何…

Q.鉄分が足らないと言われました。ひじきを食べればよいのでしょうか。

A.鉄分を摂るには、 赤身の魚、肉、レバー→ヘム 野菜、海藻、豆類→非ヘム ひじきの鉄分は、主に鉄釜で作っていたところからきていたようです。今は、ステンレス釜ですので含有量が少なくなったそうです。

Q.ウイルスやアレルギーは、英語ではないのですか。

A.ウイルスは、Virus(独ヴィールス)で、英語ではヴァイラスです。アレルギー(独allergie)は、英語でallergy、アラジーです。

Q.蜂に刺されるとショック死するのですか。

A.アナフィラキシーでは、15分くらいで死にます。 アフィラキシー(aphylaxie)が言いにくいので、アナフィラキシー(anaphylaxie)となったそうです。

Q.呼吸で取り込む酸素は、いつ生成されたのですか。

A.32億年前にシアノバクテリアという原核生物が現れ、光合成で酸素がつくられるようになりました。大部分は、鉄の酸化に使われ、大気の酸素濃度が上がったのは20数億年前です。その後、ミトコンドリアや真核細胞が現れるのです。

Q.酵素は、酸素とどう関わるのですか。

A.酸素は、ミトコンドリアでATPをつくりますが、そのとき、過酸化水素やヒドロキシラジカルなど活性酸素も生じます。それは、細胞を傷つける反応性に富んだ分子です。

Q.煙草を吸うと、なぜ肺は黒くなるのですか。

A.タバコの炭で、肺が刺青をされるようなものと考えるとよいでしょう。刺青の色素はマクロファージが取り込みます。タバコは肺だけでなく、声帯にもよくないことは言うまでもありません。

Q.いつも不安です。安心したいのですが、どうすればよいですか。

A.行動を儀式化して、くり返すと安心の拠り所となります。 信仰をもつ人は、週1回の礼拝や食前の祈りでも心を切り替えられます。

Q.マインドフルネスでは、どう対応するのですか。

A.それは、受け入れて流すのです。呼吸、体の感覚に注意します。 そうして安全基地をもちつつ、それに依存し過ぎないようにしましょう。

Q.声の学問はあるのでしょうか。

A.病気は医学で扱いますが、そこに病理学というのがあります。pathologyです。Pathosはギリシア語で苦難で、logosは学問ですから、苦難学ということでしょうか。実際には、生検した組織細胞から病気の確定や治療の効果を調べます。薬学のなかにも、薬理科…

Q.男女の価値観の違いを一点、教えてください。

A.たとえば、誠意は、男性では、正直、正義であり、女性では、話を聞くこと、不安の解消が優先されるそうです。潔さと親身とは、違います。

Q.ダメな人を助けるのが生きがいです。

A.とってもよいことと思います。しかし、助けていることで共依存になり、自立させられなくなることもあります。おせっかいが、そのために、相手をダメなままにしてしまいます。ダメな人を選び、ダメなままにいさせることで自己確証している人もいます。そ…