2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧
A.爪先立ちして、このとき、背が反らないように注意します。そして、トンと踵をおろす。重心もおとせます。電車で揺られても崩れない安定した姿勢は、楽でバランスのよい、長く保てるものです。
A.偏りや崩れを防ぐための型なのです。矯正というのは、誰しも窮屈に感じるものです。しかし、そこから、無念無想、しぜんに動けるように身につくのです。 型は、自由にすると偏り崩れるのを正します。つまり、しぜんに任せ、くり返すとついてしまう悪い癖、…
A.「姿勢とは、私がこの世界に存在し、世界に触れている、その形である」と竹内敏晴氏が言っています。
A.フッと強く息を吹く、それで心も体も変えることができます。ため息の効用です。
A.虚脱状態では、体の重さを支え切れず、倒れるしかなくなります。支えましょう。
A.読むよりも、話したり伝えることの仕事なので、できるだけ、すべてに目を通していますが、優先はしていません。とはいえ、自分で完成させてしまい、同じところをくるくる回らないように、自分と相手のために誰よりも語り、答え、残してきました。 記したも…
A.その一つは、会ってきた人があまりに多く、タイプも多様だったことによります。Q&Aでも、他では20くらいのものが、ここのは一万個以上、公開してきたわけです。 他のヴォイストレーニングは、せりふや歌をみます。私は声をみます。声の理論やメニュもた…
A.○か×かを知りたい人が読んで迷うなら、それは私の願うところです。つまり、答えを求めにきた人は、考えだしたから迷うのです。問えるようになったわけで、一つ深まったのです。未熟な人は、すぐに白黒を求め、誰かそれを言ってくれる人を探し、その答えに…
A.技をことばにできるのは熟練者だけといわれます。なまじ中段階では、ことばにすることで上達を妨害してしまうことが多いようです。 「規矩作法守りつくして破るとも離るるとても本(もと)を忘るるな」(利休、道歌) 「心はそれ自身を組織化することに…
A.全面的に依存する人は少なくなるかもしれません。そういう人は、どこかで全依存できたら少しはよくなるかもしれませんが、その先には行けません。そこで気づけば、いらしてもよいと思っています。 だからこそ、ライフスタイルから心身まで、徹底して変えよ…
A.トレーナーさえも消えているのが理想のレッスンです。なら、一人でやればよいのでしょうか。いえ、トレーナーが場を作っているからこそ、声が導き出されるのです。 トレーナーが教えないどころか、そこにいないとなると、スクールに通うような人からは、こ…
A.多くの場合は、責任逃れ、つまり、説明した上で合意した上で、なのだから責任はとらない、賠償はしないということに使われているのです。大事に無事にという願望に対して保証をしているのではありません。芸事はコンプライアンスとして、説明できるもので…
A.信じるのは、騙されるということです。唯一絶対と言うなら、他をすべて知った上で、しっかりと判断すべきことですが、すべてを知ることはできません。他の人に聞いたところで同じでしょう。 信頼できる人=信じられる人=騙す人、何でもありです。健康食品…
A.媚びたり無視するのでなく、なびかず、白けさせてわからせるとか、間を持たせない、間を外す、など、いろいろとあります。
A.レッスンのなかでのことばゆえに、わかりにくいものもあるのですが、わかりやすい言葉にして空回り、テキストのメニュの音読のようなものになりかねません。二者の間で声やことばが変じるのです。そこにレッスンの活きた何か(ことばだけでなく表現や所作…
A.シンプルには、厳しいレッスンのあるところでやっていくことです。自分に合ったところ、合うトレーナー、合うやり方というのを望む人が多いのですが、やれていないのなら、自分に合うことよりも、世の中に通じることの方が優先ではないでしょうか。今、世…
A.慣れていくこと、身につけていくこと、マンネリになることは、トレーニングの中心での進歩です。これをくり返しつつ、同じレベルでなく、レベルをアップさせていくのが大切です。ですから、同じことを新たな視点でみせたり、違うことを新しく与えていく発…
A.どんな方法やメニュもどれがよくて、どれがダメということはありません。短期的にみて、片方は少しよくなり、もう一方は少し悪くなるのを、よいもの正しいものと、悪いもの、間違ったものに思っているのです。本当は、どちらにもメリット、デメリットがあ…
A.早く少々できるようになることは過大に、長くかかってすごくできることは過小に評価されるものです。だからこそ、自分のトレーナーとして適任者をうまく選ばなくてはならないと思います。
A.万人に当てはまるトレーニング方法などありません。自分に合ったものをみつけましょう。トレーナーは、その手伝いをしていくのであり、当てはまらないものを無理に当てはめるものではありません。
A.1.あるがまま、何も行われていないことでよしとする。 2.判断、比較、非難、評価もない、決断もしないものとする。 3.自ら悟るようによくなるものとする。 欠点の補充と成長は違います。 ステージの次元をあげ、至高体験からのアプローチするのが理想です…
A.変わるには手順があります。 1.すべての状況は、自分がつくり出していることを自覚する。 2.とはいえ、それも元々は、他のことからつくり出されていることも多いと知る。 3.ここに留まりたい、このままが楽でいられる、というところから思い切って、これま…
A.例えば、日本の医療に、高級なサービスというのはないです。サービスとは、技術そのものでないのです。病院では、お金によって個室に入れるサービスはありますが、治療の時間や手術内容は変わりません。タクシーと同じで、技術料は、均一です。 サービスと…
A.話なら話すこと、歌なら歌うことでしょう。そのなかで本人が、使ってうまくいったと思う方法があるとしたら、それを使えばよいのです。しかし、それが上達を制限してしまうこともあるのです。方法とは、常にその人の方法であり、その人の方法でしかありえ…
A.科学とは、比較で共通性を見つけること、そして分類することです。ですから、DNAの解読、その他は、紛れもなく科学の結果として、偉大なる成果です。でも、人とサルの区別なら、見た目の方がわかりやすいのではないでしょうか。
声楽が、発声や歌唱の正解のように普及したのは、いろんな理由があります。特に日本では、欧化政策の影響と欧米文化への憧れが大きかったということがあるでしょう。 他の分野に比べ、クラシック音楽はオーケストラをはじめ、見事にプログラム化が成されてい…
A.人は、生きもので、個別に違い、特殊です。それは、ハイレベルで問うほど、もはや同じことは一つとないものとなります。元より、原点から違う、だからこそ、そこに価値の差はなく一人ひとり尊いのです。 それを科学のように普遍化し、単純化するのは、乱暴…
A.わかりにくいかと思いますが、科学は、質を使うのでなく、量で考えるものです。ですから、数式などでクリアにできるのです。文明は便利なものを産み出し、増やして普及させます。それを数えて多い方をより豊かとみるのは、そういう見方です。 しかし、人間…
A.仮説なのか実証したのかによります。声に関することですから、本人だけでなく、同じことを行った相手がどうなったかということです。治療はともかく、トレーニングなら、5年、10年、20年と、その先を、その人の人生で得たもの、成し遂げたものをみていかな…
A.まさにドラック、脱法ハーブに近いのです。それで改善されたところで、それに頼るところで、もう終わっていると思うべきでしょう。 毒にならないとしても、メンタル的に変わっただけで、そのままでは自身の実力とかキャリアとしては不毛です。本当は、最初…