2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
A.一つしか正解がないと思わないことです。多くのトレーナーが「一つのことを正解と示す」、そのこと自体が私から見ると不正解です。レベルが低いというのでなく、「正解がある」と教えるのは教える側の便宜だからです。 大体は、本で読んだり、人から聞いた…
A.私も一部のプロの人の固定観念、安定、保守路線よりは、アマチュアの発想、欲、生きているパワーに惹かれるときがあります。しかし、餅は餅屋です。長くやれている人には、やはり、それだけの理由や実力があるのです。
A.自分のキャリア、既得権、権威、専門にしがみついてしまいがちです。それを守ることに固執してはなりません。本質に入らず、表層ばかりでズレまくるので、そういう論議をするなら、他人の意見は参考にしても、一人でじっくり考えを深める方がよいでしょう。
A.トレーナーは、曲より歌唱を、好き嫌いでなくすぐれているかどうかをみるのが仕事です。甲乙をつけるのはよいということではありません。まして、知っている数などは、どうでもよいでしょう。とはいえ、人並み以上、マニア以下というところでしょう。 常に…
A.その人の生い立ちなどを聞いて、ストーリーを読み取るのは、よし悪しがあります。今や、多くの人が自分について他人に語るためにストーリーをつくっています。本人もつくっているうちに創作が本当のことになり、信じ込み、抜け出せなくなっているのです。…
A.私の知っていること、できること、全てを学びたいという人もいます。しかし、私が示せるのは、自分の使っている声のところで、そのプロセスとても、同じ年月を経ないと、いや、経たとしても伝わるとは限りません。すべてが伝わる必要もないし、同じ年月を…
A.歌い手は、いつの時代でも預言者です。私には、画家やデザイナーよりも、音やことばを扱う音楽家、歌手、詩人は、その先を行くように思えました。売れなくてはいけないというなかでは半歩先に止まり、つまり、わかりやすくなった分、よくなくなりました。 …
A.それは、およそ済んだと思っています。ヴォイトレもヴォイストレーニングも一般の人の知ることばとなりました。これらを説得する努力はしてきたつもりですが、「全てが説明できる」とは思っていません。すべての人に、でなく、すべてのことが、です。 でも…
A.Q&Aは、これでよし、完璧という答えはありません。相手が変わり続ける限り、万能の答えになるときはないから、完成もありません。よりよいものへ一歩でも近づけていくということです。本は、完成品として出したときから、未完成です。出して、直せないなら…
A.本は、買われたときから、その人にとってどうかということです。本は、原稿の締切り、最終校正の締切り時点で、私の考えは切り取られます。内容が完結するのは、本が刷り上がったり店に置かれる日、読者が手に入れた日ではありません。著者にとっては直し…
A.声楽や音大のカリキュラムには、ここのトレーナーは、もっとも自信をもって対応できます。そこに専念すれば、音大以上に効果的と思います。育つという意味が違うと思いますが。オペラ、合唱、ミュージカルは大得意です。音大受験対策も行っています。
A.例えば、日本人が英語を学ぶのには、語学力以外のメリットがたくさんあります。発想や考え方、文化の違いを知る、さらに、呼吸、体、共鳴、表情、舌や口の使い方など、です。どちらがよいかでなく、やっていないことや異なることを学ぶことで、日本語の、…
A.素材がプロで歌えるレベルなら、第一には、その修正力でしょう。よりよいイメージを出して修正していきます。片や、初心者やセミプロにはプラントメニュ、根本的に改革すべきプロのときはプラン作成能力と与えたメニュを使っての修正力でしょうか。 その前…
A.マリアというのは、maria、つまりハミングのm(nmu)から母音のa、rは特に正しい発音のrでなくてもよいです。r―i、iを入れてi―a、aで収めます。難しければmaiaとかma―でもかまいません。マリアという名前と関係なく、でも切って、マリア マリア マリア マ…
A.音楽的なメカニズム、曲の構成、展開を、音程やコードなどとの調和でなく、メロディの単音として伝えられる力が必要です。一つの声の動きなのですから、そこが第一です。次に全体の調子や役割分担としての音楽の構図となりますが、それらをプロレベルに磨…
A.メニュは、声の動きとしての基本のフォーム、これを型といいます、それをつくるためであり、また、それから自由になるための型ということです。これまでもバスケットやボールや素振りなどで説明してきました。 型というのは、形と違ってフォーム、動きの一…
A.「お前ごときでスランプと言うな」これは、あなたに対してではありません。自分自身に対して思ってきたことです。一流アスリートやアーティストのスランプの話を聞いてみてください。 できたことができなくなったのがスランプですから、私などにはスランプ…
A.歌は歌に学び、ピアノで学ぶものでないと思いますが、「楽譜で正しく」というのと同じように「ピアノで正しく音をとれ」ということなのでしょう。歌の響きは、ピアノという打楽器、打鍵してから響きが伸びるものと、少々違うのです。 歌はビブラートや音の…
A.使い道によっては必要ですが、歌い手なら、不要です。あまり、それに囚われてはなりません。理論に対して人はその知識に偏り、伴奏がうまい人はそこにこだわり、もっと大切なことに気づかないことが多々、あるのです。何かをもっているがために、もっと大…
A.私のところでは、トレーナーは教えるというよりは、サポートする、支える役割と考えています。効果というのを具体的に目的として掲げていくことにも慎重です。 あまり教えようとか何とかして効果を出そうと考えると、目先に走りがちになるからです。周りの…
A.そんなに整然としたものを求めるのは止めましょう。無理無駄を省きたいのはわかりますが、ここは一人ではできない無理無駄をするところとして使って欲しいのです。今の自分のものを限定したらもっと狭くなります。今の声でどの声が使えないなど決めつける…
A.本質的なことは、言ってもそう簡単に伝わらないけれど、何回もくりかえしていると、感じられるようになります。しかし、接していなければ、避けていては、せっかくのチャンスも活かせません。 誰もが続けていくと固まってくるので、ここでは私がそれをかき…
A.どのように相手に勝つのか、あるいは、分け合うのか、争わないかは、大きな違いです。生活での声、問いかけから話しましょう。まずは相手を知ってから言うことです。
A.その人にとっては、心や気というのは一定量使うと減るのでしょう。NARTOでは、忍法で、チャクラから気をたくさん出すと疲れて動けなくなります。しかし、それは自分の気であり、天の気でないからでしょう。人のために行うときは、気は前へ、外へ発します。…
A.科学的とか客観的とか言わずに、天から自分も含めて観ることは大切です。私たちは思い込みや固定観念の塊です。常に、自分の五感で、事実さえ自分の思いで色付けしてみています。それが判断を誤る原因です。 でも、誤っていることにさえ気づかないのです。…
A.喉や声帯だけを部分的にみても、何ともならないということです。その上で応急の処置や限定された対処をするのはやむを得ないとして行うとしても、本当の問題は別にあります。根本的な解決は、全身からと時間的経緯から、両面で考えるべきことです。 オーソ…
A.ウエイトトレーニングのように、部分的な負荷をかけるのは、あまりに荒療法です。ヴォイストレーナーの勧めるものではありません。全身に均等に負担をかけて、呼吸も発声もバランスよく無理せず深めていくことが原則です。
A.南無阿弥陀仏はヨーガの整音オー、ウン(ム)が入っています。解放的なアー、緊張のイー、落ち着くウン、まとめると、namu、ami、da、butsu、ナーム、ンアミィ、ダァ、ブウツウとでもなりますか。
A.かっこわるい、怖い、いい加減になる、つまり、日頃の合目的の行動は力を入れる、力を使うことが求められるのに対し、その逆をすること、意志をもって行うことの逆を強いるからです。力を入れて抜くというアプローチもあります。でも、かっこわるくなれば…
A.痛みや恐怖で声を上げるときは、反射です。発声は心身の反応、オペラント反応とレスポンス反応です(これをレスペラント反応ともいいます)。呼吸反応や筋反応も、表情や姿勢も同じです。