2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧
A. 生まれたときに、甲状軟骨と舌骨は軟骨性でくっついています。その後に分離のプロセスで骨に変わっていくのです。 2歳で、舌骨の骨化が始まり、甲状軟骨と輪状軟骨は20代前半に始まります。ひれつ軟骨は30代といわれます。普通、これらの変化は、発声に…
A. 声の音色は、声の倍音の構成、それぞれの強まり、フォルマントで変わります。
A. 感覚としての問題ですが、実際のところはよくわかっていないといえます。副鼻腔の手術をしても声が変わらないことが多いからです。ただその知覚が変わるのです。
A. およそ3000ヘルツ、2800から3400の音域の倍音と思われます。
A. 上咽頭と中咽頭は軟口蓋で、中咽頭と下咽頭は喉頭蓋のところで区分されます。
A. 甲状軟骨を前方に傾けることで、声帯が薄く伸びます。高音、頭声は、輪状甲状筋によってコントロールされます。真ん中のドC4から、その上のミやファのところです。
A. 喉頭を下げる筋肉は、喉頭をあげる筋肉ほど強くはありません。喉頭挙上筋が挙上下降筋よりも強いと、喉頭が高い位置で歌うことになります。筋肉の強い方が優先となるのです。
A. 個人差がありますが、合成プロゲステロンは、男性化作用の化合物に分解され、声が低くなりやすいです。ソプラノには、要注意です。
A. 個人差が大きいですが、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは、体内に水分を蓄えますので、声帯に関係するのです。声帯が疲れているように、かすれやすくなります。経口避妊薬で本番とずらすとよいでしょう。
A. 聴覚のフィードバックでコントロールするので、聴覚の衰えもあるかもしれません。ここでいうビブラートは、5.2〜5.8Hzのピッチ変動です。
A. 歌手の実力は、ビブラートでもよくわかります。うまくない人は、大きく不規則に動いて、震え声になります。原因としては、過度の緊張や声の支えの欠陥です。歌唱技術の不足で大曲を選んだときに見られます。
A. 喉頭が上がります。響かせたり強く出そうとすると、喉頭筋を収縮させてしまい、詰まった声をつくることになります。声帯を強く締め付けると、摩擦が多くなり、息をさらに強く吐くことになりがちです。すると声道全体が緊張してしまいます。筋緊張性音声…
A.歌ったり、声を出したりしていると、めまいや頭痛がしたり、お腹や腰が痛くなることもあります。無駄な力が入りすぎたり、その状態を続けすぎていることが要因です。 それによって、姿勢が悪くなったり、集中力が落ちたりするのは、よくありません。これ…
A. 喉頭挙上筋群と仮声筋群です。発声のトレーニングは、どちらかというと、弱い仮声筋を収縮させ、強い挙上筋を弛緩させます。なぜなら喉頭を下げた状態におきたいからです。
A. 発声は、最大の努力というよりは最少の努力において、コントロールできなければいけないわけです。そのために腹式呼吸を使ったり、発声や共鳴をマスターしていくわけです。
A. 喉に関係のない筋肉でも、緊張が増すと、全身の神経筋系の緊張が高まって、その疲れが、発声に関わってくるものです。
A. 喉が荒れるのは、過剰な筋緊張、摩擦、疲労などから起こります。声を出すには、いろんな活動を、意識的に行いながら、筋肉を収縮させたり弛緩させたり、とても複雑なことを感覚的に行っているわけです。
A. 生きるための呼吸や嚥下運動を、複雑にコントロールして、声を出したり歌ったりするようにしているわけです。もともとの反射活動を、大脳皮質のコントロール下に置くのです。
A. 喉頭の披裂喉頭蓋ヒダ、仮声帯、声帯のうち、声を出すときには、声門が閉鎖され、他の2つは、弛緩して声道を確保します。
A. 呼吸に加え、喉頭の位置や声帯の働きといった反射運動を、ある程度、意識的にコントロールしていかなくてはなりません。声の共鳴、音色を豊かにしていくためです。
A. 呼吸は、普段は脳幹で無意識に制御されていますが、セリフをいうときや歌うときには、大脳皮質も関与します。こうした場合、呼吸というのは、呼気と吸気を意識しなくてはなりません。胸部や腹部の動きや喉頭の変化、発声での共鳴等を感じていくことにな…
A. 楽器のプレイヤーなら、筋肉や神経が大きく関係しますが、発声については呼吸器以外にも、消化器系や内分泌系の病気でも影響が出ます。
A. イメージとしては、喉を強くするように頑張るのは、とても危険です。結びつき(中枢神経系)を再構築すると思ってください。声帯の状態を悪くしては元も子もないからです。
A. 声帯は小さくて薄いので、大きな筋肉のようには扱えません。ですから、アスリートやプレイヤーのように、何時間も続ける練習や、長時間の練習には不向きです。休みを入れつつ集中した練習にしましょう。
A. 声帯を閉鎖するときには、内喉頭筋の内転筋が関与します。しかし声門自体は、受動的に開きます。声帯の動きはとても速いのです。声帯筋収縮の速さや動きに対応できるわけではありません。
A. 発声に使われる場合は、身体は受動的です。腕や足を動かすというように簡単にはいかないのです。呼吸も、普通は受動的です。胸郭の緩みや腹壁の回復によって、息が出るわけです。それを強化してコントロールするのは、かなり意識的な操作になります。
A. 声を出して、ことばや歌にするということは、見ることができないわけです。ですから、イメージをどのように作るかが、とても大切になります。そのために、イメージする能力やイメージをことばにしたものをどのように受け止められるかという能力が必要に…
A. 発声に関しては、楽器と違い、その音を出すところが見えません。つまり、目で見えないところでフィードバックをしなくてはならないのです。そこで、耳からの情報、聴覚が大切となります。しかし、それもまた、リアルに口外に発している声は、聞き取れな…
A. 歌などでは高い声が出にくくなったり、声がかすれることがわかりやすいと思います。日常的には声が小さくなったり、出しにくくなること、喉が痛くなったり、息苦しくなること、滑舌が悪くなって噛んだりすることでしょう。声が震えるみたいなことで気づ…
A. 誤嚥性肺炎の原因にもよりますが、少なくとも声を出していると、飲み込むという嚥下作用をすることができ、誤嚥を防止しやすくなると思います。飲食と呼吸と摂食はつながっている部分が多いからです。