発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

08.リズム/リズム感/グルーブ

Q.リズムがイマイチと言われます。何が悪いのでしょうか。☆

A.声が大きいのは「しっ、声が高い」とたしなめられます。けっこう用語は混同されています。ピッチというと、音では高い音ですが「ピッチをあげて」はペース、テンポですね。トーンというのも、ハイトーンはhigh noteの意味でしょう。リズムとなると、「リ…

Q.日本語に外国語のリズムをつけるのは。

A.とても難しいことです。本来、リズムを優位に取らなくてはいけないのですが、高低アクセントで、母音中心の日本語を使っている私たちは、メロディ(高低)感覚が優先してしまいます。 最近は、1つの音にことばをいくつもつけている人もいます。でも、実…

Q.リズムの練習フレーズ集を集めています。

A.リズムは聴くだけでなく、体を動かし入れていきましょう。いろんな合わせ方、乗せ方がありますね。馴染みのない海外の曲では、身体感覚から心身ともに変わっていくことでしょう。姿勢も歩き方も体つきも、向こうの人になり切るのです。(♯)

Q.リズムや間が悪いと言われます。

A.音楽、ダンスで学ぶとよいでしょう。自分でテンポを変え、リズムを変える、他の人とパーカッションを合奏する、など意識的にメニュをつくりましょう。(♯)

Q.リズムに強くなるためには、どうすればよいのですか

A.好きな曲については、難しいリズムは歌えるはずです。もし、レッスンの課題等で難しいリズムがあった場合は、好きな曲の中に同じリズムがないか探してみてください。教える側としても、この曲のこのリズムと同じ、というような説明をすると、生徒さんも、…

Q4788.ロックでの3連リズムとは。

A.3連リズムは、スローロック、ロッカバラードなどでおなじみです。タタタ・タタタ・タタタ・タタタとアクセントのないフラットな3連符の4拍打ちで1小節が基本です。これは、8分の12拍子とも書きます。さらに細かく、タッタタッタと6連符のように刻…

Q4779.ロックコンサートでジャンプしたくなるのはなぜですか。

A.観客がジャンプするようなのは70年代後半のポゴ・ダンスに由来します。つまり、タテノリとなります。これはアップテンポでかりたてるようなドライヴ感を生みます。強アクセントのグループは、まるで4分の1拍子のように1拍の表裏で完結しています。そ…

Q4776.8ビートとはなんでしょうか。歌うときの注意もお願いします。

A.8ビートとは、和製英語です。ロックでよく使われるリズムです。ポピュラーのリズムの基本となるものとして広く使われています。実際には2ビート(2拍)のまとまりの大きな波にのることが大切です。(例)「マイ・ウェイ」「フィーリング」「川の流れ…

Q4743.欧米の人とのカウントの出し方の違いを教えてください。

A.欧米人とのカウントの感覚の違いを述べます。彼らはボールのドリブルは、手に戻ったときに「1」「2」「3」「4」とカウントするし、腕立て伏せ(プッシュアップ)は腕を伸ばしたときにカウントします。体操も「1231」「1232」「1233」「…

Q4740.欧米の人のリズム感との違いとは何ですか。

A.今の日本のポップスが欧米寄りですから、向こうのリズムを学ぶことが必要です。日本人の好きな「ヨイショヨイショ」は、ダウンビートです。もちつき、お手玉、モミ手、四股と、すべて叩きつける感覚で、はねあがる感覚に欠けます。ヨーロッパ、アフリカ…

Q4726.5連符や7連符のトレーニングはどうとればよいですか。

A.これは5文字や7文字のことばを1拍に均等におくとようでしょう。七五調に慣れている私たちには、そう難しいことではないでしょう。「ふるいけや」「みずのおと」(5)とか「かわずとびこむ」(7)を1拍のなかで言えばよいのです。(♭θ)

Q4722.6連符は、どう考えればよいですか。

A.6連符になると、1拍を2分割して3連符として合わせるのも、1拍を3分割して2つの音符として合わせるのも同じになります。(♭θ)

Q4718.3連符とは何ですか。

A.3連符は、1拍を均等に3分割します。2拍のなかに3連符を入れる2拍3連符が難しいといわれますが、2、3の共通の倍数(最小公倍数)の6で考えていくとわかりやすいでしょう。(♭θ)

Q4714.2連符とは何ですか。

A.1拍を2分割にします。3拍に2連符を入れるには、2つ目の2分音符は2つ目の4分音符の裏拍に合います。8分の6拍子のときも、2つ目の4分音符が2つ目の8分音符の裏拍に合います。(♭θ)

Q4710.連符とそのトレーニングを教えてください。

A.連府は、1拍を均等にその数で分割します。2連符から、3連符、4連符、5連符、6連符、そして7連符以上のものもあります。しかし、そのくらい多くなると勢いだけが中心となり、連符の意味はなくなります。正確にとれるのは5、6連符くらいまででし…

Q4706.3拍子のトレーニングが苦手です。どうすればよいですか。

A.3拍子は、日本人の苦手なリズムです。ワルツなど、ダンスのトレーニングから入るのがよいでしょう。(♭θ)

Q4702.特殊拍子とは何ですか。

A.2拍子系と3拍子系の並列的なくみあわせがあります。4分の3+4分の2=4分の54分の3+4分の4=4分の74小節を1小節と考えたり、1フレーズで4小節の展開をしたりします。(♭θ)

Q4698.8分の6、8分の9について教えてください。

A.8分の6は、3拍子が2つずつ入る。8分の9は、3拍子を3つずつ入る。8分の12は、3拍子を4つずつ入る。(♭θ)

Q4694.混合拍子とは何ですか。

A.3/4拍子と2/4拍子。4/4拍子と3/4拍子など、違う種類の拍子を組み合わせたものを、混合拍子といいます。(♭θ)

Q4690.複合拍子とは何ですか。

A.複合拍子とは、6拍子、9拍子、12拍子などのことです。拍子記号の分母は、1拍あたりの単位となる音符を表わします。しかし、楽譜に書かれる記譜としては、分子が3コあたりで1拍とみなしますから、3の倍数で表わせる付点音符が使われます。(♭θ)

Q4686.音符にリズムをつけて歌う時の注意を、それぞれの音符で教えてください。

A.全音符 出だし(アタック)が強く入りすぎないように2分音符…2、4拍目を充分に保つ4分音符…4つの音が同じ長さ、強さ、美しさ(音色)を保つように8分音符…短く切りすぎ、スタッカートぎみにならない16分音符…つぶをそろえ、均等に4×4のまとまり…

Q4682.ポップスのリズムにはどのようなものがありますか。

A.ロック、シャッフル、ワルツ、ボサノヴァ、タンゴ、レゲエ、サンバなど、さまざまなパターンがあります。(♭θ)

Q4678.8ビートにのって歌うトレーニングの方法をアドバイスしてください。

A.次のようにしてみましょう。・手や足でリズムをとって歌ってみましょう。・音符と音符の間が短くなったり長くなったりしないようにしてください。・声に力と張りを充分に保つことです。・心と体がリズムにのっていて腰で動かしているように。・それぞれ…

Q4674.8ビートのリズムで歌うトレーニングは、どのようにするのですか。

A.8ビートは8コでカウントするというより、4コの表裏で数えてみましょう。これらのリズムは、体でとれるようになってください。第1、3拍目は4つの拍のなかで強拍であり、2、4拍目は弱拍です。(♭θ)

Q4670.拍子記号の意味について教えてください。

A.拍子記号とは、一つの小節のなかにはいる拍の和(合計)をきめて、まとめたものです。楽譜のはじまりのところに分数でかいてある数字が拍子記号です。分子は1小節に入る音符の数、分母は1拍の単位になる音符の種類を表します。(♭θ)

Q4666.休符でのシンコペーションになるのは。

A.第3拍目の中強にあたる音が、その前の弱拍と結びついてしまった場合、アクセントは、その弱拍の位置に移動します。第1拍目の強拍にあたる音が、そのまえの小節の弱拍と結びつくと、シンコペーションとなります。こちらは第1拍目のアクセントが移動し…

Q4662.タイでシンコペーションになるには。

A.タイが強拍と弱拍の音を結んでいるときは、強拍はそのままです。しかし、体が弱拍と次の強拍を結んだときは、結ばれた最初の音が強拍となり、強拍と弱拍の逆転がおこります。メロディの頭の音には、強い拍を感じさせる性質があるからです。(♭θ)

Q4658.タイが付くとどうなりますか。

A.タイは同じ高さの音どうしを結ぶ記号です。拍の強弱をずらすために、タイをつかいます。タイがつくと、それで結ばれた音符のあとのほうの音符を打ち直さずに、前の音をつづけて伸ばします。タイでは、頭の音が強拍となります。(♭θ)

Q4654.シンコペーションって何ですか。

A.拍子は基本的に強拍-弱拍の順に配列されています。しかし、表現上の理由から、強拍や弱拍をずらすことがあります。強拍と弱拍を逆転させるリズムをシンコペーションといいます。シンコペーションが、リズムのしまりとのりをつくるのです。(♭θ)

Q4650.日本人はシンコペーションがなぜ苦手なのですか。

A.音楽に限らず、欧米人のもつリズムの等時性の感覚が直接、関わってきているわけです。だから、日本人には苦手とする人が多いのです。なんせ、欧米人は幼い頃から同じ単語でも、強アクセントの位置が違うと、意味や品詞が違ったり、一つの文で強アクセン…