11.トレーニング/日常の練習
A.練習にもよると思いますが、水を飲んでは声を出すという習慣をつけるのはあまりよいことではありません。
A.汗などで排出された分ぐらいは、飲んでも構いません。しかし飲みすぎると体内に溜まって、よくありません。 飲む量を抑えて、回数を多めにしてください。すぐに飲むのでなく、口の中で水を回してください。場合によっては外に吐き出して、あまり飲みすぎ…
A.乾燥しすぎるところでは避けたいものです。それよりもちりやほこりなどがあると、とても喉によくありません。いつも以上に呼吸をするのですから、健康上も外になります。 練習等のときには、加湿をして、湿度が適切な状況の方がよいでしょう。
A. トレーニングである以上、毎日メニュが違うというのでは、比較や基準もわかりにくいと思います。ベーシックなトレーニングは決めておき、調子のよい時は+ αし、調子の悪い時は思い切って削減するとよいでしょう。 楽器の練習以上に、体がベースですから…
A.スポーツと同じように、ウォーミングアップをしてから声を出します。そして、声が出るようになってから歌うということが大切です。その日の中でも声の状態が歌いやすいようになってから歌に入るのが効率的です。
A.調子が悪いからと、いつも休んでいては、なかなか進んでいかないので、ある期間、若干負担をかけるというのもやむを得ないことだと思います。 理想としては、少しずつ時間をかけていけばよいのですが、それを待てないケースが多いからです。
A.声というのも、弱いうちは消耗品だと思って1日の使用量を自分なり見当をつけてコントロールすることが大切です。しゃべりすぎたから、練習時間を短くするというようなことです。運動したから、ウォーミングアップや体操は省くとか、歌を歌ったからクー…
A.私は、トレーニングは、一人で静かなところでコツコツと行うのが理想と思っています。しかし、充分にその時間や場がとれないことが多いなら、プラスにはならなくてもマイナスにならないように、トレーニング状態のキープの日常をセットするようにしていま…
A.実感できる、楽しい、身になっている感じがする、おもしろい、でもややめんどう、という感じです。調子のよいときも悪いときも用いることのできるように2~3パターンつくるといいでしょう。人間の可能性と限界に挑めるメニュにしましょう。
A.それらは、歌唱やせりふとして、あるレベル以上に問われる発声としての発声や独唱の方法です。何が身についているのか、何をこれから身につけるのかをはっきりさせる必要があります。そうでないと「歌がうまくなりたいのですが」という質問と同じです。…
A.はい、それは身体技法に多くみられます。ベーシックなものは、命を守るための行動です。声では、「わっ」とか「あっ」とか「熱い」とか「危ない」とか発してしまうことがあるでしょう。これを練習した覚えはないでしょう。レッスンやトレーニングで覚え…
A.誰しも幼い頃、声を出しているうちに覚えてしまうのが発声です。母語のように、そこから日常の学習によって、しぜんと覚えていくものと、母語を基に学習していくものがあります。外国語を、いきなり外国に連れていかれて日常生活のなかでマスターしてい…
A.生活習慣は、何であれ、何かを続けているうちに、よくも悪くも変わっていきます。
A.ケースバイケースです。声=喉は、疲れたら、休ませたいところです。しかし、体=大きな筋肉の疲れなら、喉と関係ないので、休ませてばかりいると、発声にも支障が出ます。 スポーツでもアクティブレストというように、休めるのではなく動かしておくこと…
A.かつては、スタジオでのイマジネーションに限界を感じて、研究所でも、軽井沢などで合宿をしていました。日常が舞台から遠いような生活をしている人は、そこでの日数、24時間、集中できるからです。新鮮な空気を感じ、空や星や植物、木の匂いなどに触れ…
A.ヴォイトレでよく使われるメニュで、「歩きながらとか、ボールを受け渡しながら声を出す」などというのがあります。これは、トレーニングのくり返しで固定化する意識や体を予期せぬ動きで分散、解放するためです。直立してうまく声の出せない人は、歩い…
A.話したこと、話されたことを書くことからでよいと思います。録音して、リライトするのもよいでしょう。書かないと忘れてしまうことを文字にすることは、明確に記録することになり、考えること、そして問題を共有することになります。
A.思いやイメージが明瞭でないと、自分に伝わっていかないものです。 そういうときは、いちいち声を出して行うとよいでしょう。できたら大声を出して行いたいものです。
A.赤ちゃんは、泣くことで呼吸筋、横隔膜、腹膜筋のトレーニングをしています。脊柱まわりが整えられ、3カ月で首がすわり、6カ月で寝返りがうてます。その後、四つん這いからハイハイ、お座り、立つ、歩くとなります。 室伏選手の赤ちゃんトレーニングは有…
A.レッスンで、一時、楽にうまくできるようになったところで、何度もできなくなってはできるようなことで同じことがくり返されるのなら、それは、単にマイナスをゼロにしたのに過ぎません。レッスンでの上達というより、治療や整体に似たようなものと考え…
A.練習でマイナスにしては、休んだり治療などでゼロに戻す、それでは上達のしようがありません。根本的に取り組み方からメニュまで改善しましょう。
A.日常での改善法から述べます。 歩くスピードをあげる 階段をのぼる バランスボールを使う スクワットや柔軟トレーニングをする 振動マシンでほぐす ヒーリングスポットに行く
A.最低でも週に2~3時間はとりたいものです。日頃、歩いたり自転車に乗っているのなら、それも運動です。ジョギング、スクワットなどの筋トレ、水泳などをおすすめします。
A.猫背の姿勢にならないこと、ファストフードなどでの脂質の摂り過ぎに注意することです。肥満の人は、特に気をつけましょう。薬(抗ヒスタミン薬、抗コリン薬など)で口が乾くことにも気をつけましょう。
A. 筋トレ、ウォーキング、ヨガ、ピラティス、世の中にはたくさんのトレーニング方法があります。いずれも効果的だと思います。歩いて有酸素運動をするのは呼吸のために効果的ですし、ヨガでいろいろなポーズを通して体の柔軟性と下半身の強化を図るのもい…
A. 自主練習を行うのは上達する上では必要なことですので、その意気込みは素晴らしいです。ただし、忘れてはいけないことがあります。それは、歌い手にとっては身体が楽器であるということです。私たちはピアノや弦楽器のような物体ではなく、生身の人間な…
A.一日の中で分散して、ながらでできることを日常に入れていきましょう。呼吸や発声も、1日30分集中してトレーニングする時間をとるのがよいのですが、それよりも朝昼晩10分ずつで、いや、1日1分ずつでかまいません。分けて行うことで1日のトータルのパフ…
A.運動に関しては、今は必ずしも毎日行うのがよいとは言われていません。週に1回、2時間半ほどを普通くらいにやったら、あとは、2回ほどの筋トレでよい、という人もいます。 声を出すのは、歩くようなものですから、毎日、声を使うのが望ましいです。無理…
A. そのようなときは無理をせずに、その日の自主練習はお休みしてもよいかと思います。本番などがある場合は別として、今の状態を維持するための自主練習でしたら、後ろめたく思う必要もなく、すんなり休んでいいのです。どうしても歌う気になれない、とい…
A.自主練習に重きを置いて真剣に取り組まれているのは素晴らしいことです。その上で、声をたくさん使ったと自覚のある日は、必要に迫られない限りは無理に練習しない方がいいです。たとえ疲労を感じなかったとしても、たくさん使えば、使った分だけ疲れる…