A. 横隔膜のすぐ上にあるのは、心臓、その左右に肺があります。それ以外の主な内臓器官は横隔膜の下にあります。右に肝臓、左に胃と脾臓があります。右がやや高めです。ちなみに横隔膜は、隔壁を意味していたもので、筋肉の壁です。
A. 肺を囲んでいる胸腔の広がりと狭まりによります。それが広がり、内圧が低下すると吸気となります。それが狭まり内圧が上がると、吐息となるのです。ボイルの法則によります。
A. 普段は、それを取り囲む肋骨が上がったり広がることで、胸腔内の容量が大きくなるのです。 もう一つは、横隔膜の動きです。それが、収縮し平たくなることで、胸腔が広がるのです。
A. その通りですが、肺自体が動くのではありません。日常の呼吸は、胸郭を形成している胸骨、肋骨、胸椎、横隔膜に囲まれた胸腔の動きで行っています。それが広がったり狭まったりすることによって、肺もまた広がったり狭まったりして行われるのです。
A. 声を出すには、呼吸がエネルギーとなっています。しかも呼吸は、われわれは自然に行っておりますが、声にするときには、そのコントロールを緻密にしようと思うと、それなりに強化をして、ていねいに扱えるようにしておく必要があります。それが呼吸法と…
A. まずは目的から考えていくことです。それを何に使うのか、どのようにしたいのかというところから、考えていきます。 もう一つは、さらに発声に関わる器官について、それがどのようにして、そういう働きになったのか進化の過程を勉強するとよいでしょう。
A. 歌や話し声になるところまでを、段階ごとに分けてみるとよいでしょう。 まずはエネルギーとなる呼吸、それを音に変えるところ声帯、そして、そのまわりにある喉頭筋などの仕組み。さらに共鳴を起こす声道。そこから表情筋や身体全体の仕組みについて学び…
A. 個人差はありますが、話すときの母音は舌の位置で調整しますが、歌唱においては、あまり舌を動かさない方が、共鳴とのバランスをとるのに有利なことが多いです。特に高音になるほど違ってきます。
A. 音が外れたところで、競技で転ぶくらいのことだと思ってください。怪我したりする心配はありません。まわりをあまり気にしないことです。それを直すためには、しっかりと曲を聞いて、合わせるように歌えば、少しずつできてきます。間違えたところがわか…
A. まず日常的に使っている声で朗読をします。次に心を込めて朗読します。それを繰り返している間に、歌いたくなれば歌えばいいのです。 どう歌うかというのは、その歌を何回も何回も聞いていたら、そのうち合わせて歌いたくなるでしょう。キーの設定につい…
A. 人前で話すことと同じように、あるいは、それ以上に、歌というのは、なんとなく自分の内面が出てしまうように思う人もいます。しかし、だからこそ自己表現でもあり、また内面が出たからといって、それは隠さなければいけないようなものではないわけです…
A. 難しいといえば、何事でも難しくなります。簡単に考えてみれば誰でもできるわけです。 その上で、どのぐらい上達するかというのは、自分なりに設定していけばよいのではないでしょうか。プロであれアマチュアであれ、自分なりに歌うことを楽しんでいます…
A. どんな習いごとでも、年齢制限というのは、ありません。その歳のレベルで問うことはあっても、なんでも、それなりに始めることはできると思います。 歌は健康にも役立つし、声というのは、生涯使っていくものですから、他のものに比べて、かなり身近なも…
A. 確かに小さい頃から始めていると有利だと思いますが、楽器に比べて、歌は、声そのものが成長し変わっていくので、早く始めた方が有利ということではないでしょう。また安定してくるのがかなり遅いので、何歳から始めても、上達していくことができるもの…
A. 歌のジャンルにもよれば、その人の歌い方にもよるし、声や歌詞や音楽といったものをどのように捉えるかによっても違ってきます。その結果、ポップスにはいろんな歌い方があるわけです。ですから、自分で研究して決めていくことでしょう。 この二つの要素…
A. ビブラートにもいろいろあります。1秒間の中で揺らぎが5~7回ぐらい起きますが、その揺らぎが、音の高さや音の強さですが、どちらかが強く出ている場合もあります。もちろん半音も違ったり、ハッキリするほど強さが変わるわけではありません。高音ではト…
A. 歌うということは、声を伸ばしたなかで表現していきますから、レガートが基本とされる場合が多いようです。そこで、切ることがスタッカートとなります。伸ばさずに切るのも、難しいので、スキャットなどで練習するとよいでしょう。身体から言い切るのと…
A. 声の響きであれば、ハミングにはビブラートがついています。ただビブラートということばは、いろんな使われ方をしていて、誤解を招きやすいようです。ビブラートをつけるとかつけないとか、ノンビブラート唱法とか、そういうことを教える人までいます。 …
A. 練習として鼻声を使ってみたり、鼻に響かせるのは1つのアプローチです。鼻声でしか歌えなくなったり、話せなくなったりすると、よくないことですが、切り替えられるようであれば問題ありません。ハミングやマ行、ナ行などが使われるのは、共鳴をまとめる…
A. 歌うときにも同じようなことがいえますが、その人によっても違いますし、表現する世界によっても違ってくると思います。トレーニングとしても、目的によって違い、その人の改良点に対してどうするかによっても違います。ただ、楽に声が出るのであれば、…
A. 医療などの現場でも、呼吸力の衰えを解決するために、そういう器具があります。ヴォイストレーニング用にもいくつか出ているようです。確かに、筋トレと同じように、道具を使うトレーニングも有効かもしれません。ただ、よほど何か使わなくてはいけない…
A. 絶対音感がなくても、最初の音が与えられれば、誰もが歌えるものです。そのように歌を歌うことは、伴奏と一緒に歌うことで成り立っていれば、問題ありません。 歌がうまくなってくると、最初の音を与えられると、リズムも音程も正しく歌えるようになるも…
A. いろんな方法があります。カラオケの伴奏ではメロディがなくコードだけが進行している場合があります。それに合わせて自分で歌ってみて、知らない曲でも、歌らしくなっていたら、センスと基本がある程度、あると思えます。一度、聞いただけで歌えるとか…
A. もっと大切なのは音階であって、1オクターブの中で使われる音の組み合わせです。ドレミファソラシドやラシドレミファソラです。ここから、いくつか抜いたパターンもあります。歌のジャンルによっても、よく使われる音階は違うので、一通りマスターしてお…
A. 音程ということであれば、2つの音の幅ですから、キーボードであらゆる音程パターンの感覚を聞いて合わせてみるとよいでしょう。ドレド、ドミド、ドファドのように、黒鍵もいれましょう。違和感があるのは、慣れていない音程です。難しいのは、4度と7度で…
A. 歌い手用のチューナーもあります。ローランドなどから出ています。リズムや音程の練習に使えます。出だしの音を取るにも、とても便利ですので、持っておくとよいでしょう。
A. 家でチューニングをしていても、変わることもありますし、なによりも、まわりの音と合わせることが必要です。自分で正しいと思っても微妙にずれることもあるわけです。チューニングとは、絶対音に合わせるのでなく、まわりの音と合わせることでもあるの…
A. 曲にもよりますが、オーソドックスな曲の構成は、低めのAメロから入って、高めのサビに向かいますので、そのようになっている場合が多いです。ただし、あまり考えすぎてそのように歌うと、形がよくありません。やはり気持ちで自然とそのようになるような…
A. 言葉やフレーズのメリハリが、大体の場合は、足りていないものです。ですから、言葉をせりふでメリハリをつけて読むこと、また歌を大げさにできるだけ大きな声で歌って流れをつかむことです。テンポを変えると理解しやすくなります。その後に、ていねい…
A. 腹式呼吸と比べたときに、欠点があるところで、胸式呼吸を使うのはよくない、というような形で対応させるなら、うまく習得できてない、腹式呼吸を学びましょうということです。 実際の歌では、そんなものは区別すべきではありませんし、歌がよければよい…