A:説明されたことばを覚えるためでなく、自分はこうだという判断基準とそれへの確信をつかむためです。ことばは無力で、それにとらわれると害にもなります。ことばだけでは、何も伝わりません。イメージを直すしかないのですが、簡単にイメージを共有することはできません。自分はどう思うのか、正しいと思うのか、将来的に発展していきそうな声なのか、出している声が自分にとってどうなのか、そこが肝心なのです。
自分で感じ、気づいたことしかノウハウにはなりません。講師がいろいろ話をするのは、材料にしかすぎないのです。他の人の話にひっぱられて、自分が思ったことと違うからと、そこで迷わないことです。もし、自分が信じたことが間違っていたとしても、いきつくところまでいきついた方が、自分の身となり血となるのです。自分の限界-ここまでやると壊すなど-は知っておいた方がよいです。1年半くらいは、一見、無駄だと思えることから学んでいることの方が多いのです。