A:胸に手を当てているのは、ひびきを確認するためですが、手をあてるために肩が上がってしまうことも多く、あまりお勧めしません。お腹は、何をするときでも腰の中心だという意味で意識をおきますが、だからといって、歌を歌うときに意識したりお腹を使うのではないのです。体を動かしやすくするためのトレーニングレベルで意識することに過ぎません。横腹を突き出して声を出すこともトレーニングの一つです。スポーツ選手が腹筋や腕立てをやるのと同じことです。そういうトレーニングをすることで体が動きやすく、歌うときにしぜんと働きやすい方向にしていくために行なうのです。