A:これには個人差があるようです。ある人は、ホテルのロビーの冷え切った空気を不意に吸い込んで一時的に失声、声がでなくなることもあるようです。これは急に冷えた空気をのどに直接、当ててしまい、それによってのどの筋肉や神経が一時、麻痺したことで動かなくなるのです。こんなときは焦らず、冷風が直接、吹き出しているような場所から離れて、口にハンカチなどを当てながら外気に順応するまで待つことです。
その場の外気がのどや首に当たらないように口にハンカチを当てたり、夏でも首にスカーフを巻いたりして、入室後しばらく慣れるまで時間をかける方がよいでしょう。それにいきなり強い大きい声を出すことも声帯を壊しかねませんから、徐々に声を出すか、時間前に早く来て用意することです。安易に、ビタミン剤やステロイド、抗ヒスタミン剤などに頼るのは、お勧めできません。信頼高い専門医にご相談を。