発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q90.プロの声の支えと声量と息は身につくのですか。

A.支えるという感覚は、体でコントロールするということです。プロは、自然にコントロールしているのですが、していなければ口先だけのものになり、伝わりません。声を出すとき、意識しすぎると、人間の体は動かなくなります。

レーニングの段階では、体と息、息と声を意識づけていきます。不自然なことですが、仕方ないのです。

でも実際やるときは意識していたらやれません。トレーニングと本番と一緒にしてしまうとダメです。歌い手である以上、その全ての条件が整っていないといけないのですが、足らないところを知って補うのがトレーニングです。

声量、深い息については、トレーニングを何年やるのかということです。何年もやるにつれて、体の条件が有利になってきます。自分が使う必要に応じて、あればよいのです。