発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q160.音程が悪いのですが。

質問続き>> どうも音程が悪く、ギターやピアノの音には合わすことができるけれども、自分自身の中から音を発信しようとすると、同じ音(ド・レ・ミ~)の中に、いくつか音階があり、安定しません。普段のレッスンでも意識していますが、それでよいのでしょうか。それとも、音程は音程のレッスン、リズムはリズムのレッスンと、区別してとり組むべきでしょうか?

A.音程を正しくとるということは難しいことなので、短時間で直そうと思わずに、一つひとつ積み重ねることが大切です。「ギターやピアノの音にあわすことはできる」とあるので、まずそれを確実に身につけましょう。「音程が悪い」というのは、もって生まれたわけではなく、間違った音程を覚えてしまい、しみこんでしまっているだけなのです。ですから、その間違った音程と正しい音程とを聞き比べて、どのくらい違っているのか判断できる耳をもつこと、そしてなるべく正しい音(ピッチ)を覚えることをこころがけましょう。個人的に練習するときには、音程、リズムは分けた方が各々に集中できるのでよいと思いますが、レッスン内では両方を統合してとり組むという意味で出席してみてはどうでしょうか。