発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q198.どうも音程が悪く、個人のレッスンなどでも、とても教科書を使える状況にないと言われていました。自分でも、その通りだと思います。ギターやピアノの音には合わすことができるけれども、自分自身の中から音を発信しようとすると、同じ音(ド・レ・ミ~)の中にいくつか音階があり、安定しません。他のレッスン中も意識していますが、それでよいのでしょうか?それとも、音程は音程のレッスン、リズムはリズムのレッスンと、区別して取り組むべきでしょうか?とにかく、音程の悪さの克服が一番の課題です。

A.音程を正しくとるということはとても難しいことなので、短期間で直そうと思わずに一つひとつ積み重ねることが大切です。「ギターピアノの音に合わすことができる」とあるので、まずそれを確実に身につけましょう。「音程が悪い」というのはもっと生まれたわけではなく、間違った音程を覚えてしまい、しみこんでしまっているだけなのです。ですから、その間違った音程と正しい音程とを聞き比べて、どのくらい違っているか判断できる耳をもつこと、そしてなるべく正しい音(ピッチ)を覚えることを心がけましょう。

 個人的に練習するときには、音程、リズムは分けた方が各々に集中できるのでよいと思いますが、レッスン内では両方を総合して取り組むという意味で出席してみてはどうでしょうか?