経験は何でもたくさんあった方がよいでしょう。トレーニングなども経験の一つです。さらに、再現芸術である音楽においては、音楽の経験も必要です。とはいえ、量より質、その人のアンテナ、センス、鋭さ、感性、作品のバックグラウンドにあるものと、計測不能でしょう。
もし、人生経験が生きるとしたら、開き直り、覚悟、捨て身、狂気、怒り、テンションなんかがステージの練習に出てくるのかもしれません。海外の生活経験なんかはいいと思います。でも安易に答えられるものではないと思います。
しかし、誰もあたりまえに生きて、あたりまえに考えている人の作品など、知り合いでもなければ見たくはないのです。すごい、おもしろい、変なものを支えているのは、やはりすごくおもしろく、変な経験のように思います。