発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

★Q560.音楽的でない、のりが悪いなどといわれるのですが、どこに気をつければよいですか。

 歌の中では、強弱や長短、息の使い方などは、かなり自由なものです。いくら記号がついていても、何ホーンの声を出すとか何秒伸ばすといった指定はありません。歌唱の表現というのは、音の流れの中で決まってくるもの(曲)に対し、自分が何かをみつけ、そこでどう伝えたいかという(心)によって、現れてくるものでしょう。
 特に、ポピュラーでの歌い方は、その人の体が楽器であり、表現方法もそれぞれ違うため、ほとんど規定できません。うまい歌でなく、その人の表わした世界を歌となるように目指してもらいたいものです。