“明瞭な発音”には、唇、あご、舌、喉(声帯)などが、スムーズに連動していなければなりません。しかも、明瞭な発音をしようとするほど、不自然になってしまいがちです。これは体の余分な部分に力が入ってしまい、うまく動かなくなるため、流れが止まったり、崩れてしまったりするのです。
発音より発声、発声より音の流れを優先することです。その中でギリギリ、ことばをのせていくか、最初からことばで言い切って、それを音の流れでつないでいきましょう。
日本語を音楽に使えるようにしていくには、イタリア語あたりの発声から始めるのもよい方法です。