発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q733.発声の仕方が低音部や高音部で変わってしまいます。どうしたらよいのでしょうか。

A.発声の仕方や方法が、音の高さによって少しずつ変わっていったり、微妙に変化するというのは当然です。むしろ、どのような音であってもいかに「無理なく無駄なく」よい音が出せるのかが重要ではないかと思います。
低音部のポジションのままで高音が綺麗に出せるわけではありません。
音が上がるにつれて、また下がるにつれて、声を出している自分はどういった状態にあるのか、支えはどう変化しているのか、口内の空間は、息はどう保っていっているのかなど、自分自身の状態を細かいところまで感じとり、知り、分析して活用していくことこそが必要です。