発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q893.言葉、特に日本語の朗読で相手に伝わっているかどうか、自分ではよく分からず少し不安です。

A.話し言葉としての日本語を、舞台やステージで観客に伝えられる所まで持っていくには、言葉一つ一つの持つイメージを明確にして内面的にならず相手に話しかけるように、語りかけるように朗読することをいつも心がけましょう。わかってはいても初見で読んだり、読みが足りないと呼吸も響きも浅くなってしまいます。前もって原稿が手元にある場合は、繰り返し繰り返しリハーサルして本番に臨んでください。歌う時も同じですが、下を向いていると内にこもったように見え、遠くまではっきりと言葉が聞き取れないことが多いです。表情を常に一定に上向き、笑顔を心がけると上手くいきます。