発声と音声表現のQ&Aブログ

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Q914.発声について、腹式を使わずに大声をだしているときは音が手前で留まっている状態なので、自分の耳には響いていてもあまり遠くまでは響かないと教わったのですが、逆に体の奥から声を出して遠くまで響いているときは、自分の耳にはあまり響かないのでしょうか。

A.自分の耳にひびいている時は、のどで頑張っている時です。のどが詰まって、鳴ってしまっているので、耳にもよく聞こえてくるのです。体の奥から声を出して遠くまで響いているときは、耳に聞こえてくる雑音(のどが詰まっている声)がなくなるため、自分の耳に聞こえてくる声は多少小さくなります。個人差がありますから、あまり声のボリュームを気にしすぎないで、体から声を出すことに集中していきましょう。