あなたが歌った歌には、深い息が聞こえますか。世界中のすぐれた歌い手があまり音響加工をしないで歌っているもの(つまり、古いもの)を聞いてみてください。トレーニングをするときには、その人がそこに立って、歌ってみると、そういうふうに聞こえるというもののほうがいい。何千万円する音響機材で加工したものは、体を読み込めなくなってしまいます。素直に体が読み込めるために、そういうふうなものを聞くとよいでしょう。
聞いてほしいのは、息です。日本人のプロの歌にも、深い息はあまり入っていないです。だから、それよりも高いレベルのことを目的に、イメージと同じで、そこまでいかなくても、目指そうということです。