発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1052.音の世界と声との関係は。

 どれだけきめ細やかに繊細に見ていくかということです。たとえば一流のピアニストはそれが見えると思うのです。ところがヴォーカルは一人ひとり声が違うし、言葉がついているから、それでいいとなりやすい。この辺が楽器の人は、音楽的にはアドバイスできるのですが、ヴォーカルに関してアドバイスしにくいところです。
 プレーヤーは非常に高いレベルでやっています。なぜそれで許すのかといったら、他にいないというよりもわからないところがあると思うのです。お客さんを説得していたら、音の世界をとばしてみてしまう場合も多い。だからセッションでは、ベースとギターの掛け合いとか、トランペットとギターの掛け合いとかをやるわけでしょう。あれと同じようにヴォーカルが入るというのは、本当は音楽の世界としては別々のものです。