発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1059.まねないで学ぶ方がよいのですか。

 演技でいうと、たとえば、泣く演技というのを最初やるときは、号泣から入るのです。思いっきり泣きまくる。皆さんもやってみればいいと思います。怒るというなら、全身を使って、駆けずり回って怒る。何がそんなに憎いのかというほどのことをやっておかないと、目ひとつとか口ひとつで、怒りや悲しみを伝えることはできないです。役者は顔だけで悲しみを伝えている。それを真似てやることはできないです。というのは、その目の皺ひとつのところにも、全身の怒りを結びつけた経験がなければ、そこだけ動かして、怒りの目を出すことはできないですね。結びつける経験を積むのがトレーニングです。