A.低音域を伸ばすには限界があるため高音域を伸ばすほうがはるかに効率が良いです。まずは自分が出せる音の高さを知ることです。声区別では低声区:1オクターブ、中音域:1オクターブ、高音域ではジラーレ:5音、ファルセット:それ以上という具合にします。初めに自分が一番出しやすい1オクターブを中音域とし、これを基準にします。その後、低音域に進んでいきます。
この低音域はおのずと限界があるので、どの音が自分にとって最低音なのか確認しましょう。次に、中音域の最後の音からハミングで音を上に上げていきます。この音域がジラーレです。しかし、これはトレーナーと一緒にやらないと間違った方向に進んでしまうので注意が必要です。このジラーレでも出せなくなったらファルセットに移行すればよいのです。声域を拡げたいときには、共鳴部位を変化させることです。(♭Π)