発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1553.喋りが疲れないために、どうすればよいですか。

A.長電話した後などに声がかすれたり、翌日声が出にくかったりした経験がありますか。それは、日本人が喋るときに口蓋垂(懸よう垂)が下がった状態で喋っているからです。これが上がった状態だと、声帯に負担をかけずに喋ることができます。鏡を見ながら大きく口を開け「ハッ」っと息を吸い込みましょう。すると口蓋垂が上がっているのが確認できるはずです。認識しずらかったらビックリしたときの顔の表情を作ってみましょう。その時に口内を見ると想像以上に口の中が広がっているはずです。この訓練を続けることで随分楽になる人もいるでしょう。この訓練はオーストリアのウィーンで宮廷歌手の称号をもつ、ミリャコヴィッチ先生というソプラノ歌手のレッスンでよく使われるメニュです。(♭Σ)