発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1856.声楽とポップスの分かれるところは?

A.例えばクラシックでオペラをやっていこうという人は、その世界から求められる声やその使い方が決まっていくものです。役割から、こんな輝きの声を期待されているなどと、テノールの音域でバスの声質という人は不利になってきます。ポップスは声域ということを考えないで、ある程度、自由にできます。その辺は当人の価値観にもよりますが、2つに分けるより、ポップスの広い中に声楽を含めてはどうでしょうか。
 私も歌い方に関しては、他の人がやれないものを磨くのが一番いいと思っています。トレーナーにつけても、そのトレーナーがやれないようなことを考えましょうといっています。トレーナーに憧れてしまうと、同じ声を真似ていこうと思ってしまいます。そこから入るのはかまいません。いずれ超えるか、離れるのです。