A.課題で取り上げるなら、5人いたらできるだけ5人がバラバラの方向にいくのもいいのです。5人とも合唱経験者なら、どうしても似て全部そろっていってしまいます。日本の場合、それが上達のようになっています。それでは本当の答えを消すことになってしまいます。5人いたら、1人ひとりが他の4人から離れたら離れたほどいい。ただそこで成り立たなければいけません。違っていて成り立つというのは難しいです。皆の共通の正解を予め決めて目指しても、あまり意味がないです。
難しいことですが、煮詰めていったら自分でできることできないこと、持つこと持たないこと、どんどん切り捨てていくことになると思います。そこで残ったものでやっていくのです。
無理に自分の頭で決め付けた音楽にくらいついているために伸びない人もいます。すると、ある年になったら嫌になって、別の生活にとなります。合唱団の人の中には、合唱嫌いになる人も多いのですが、音楽や歌はそれだけではありません。