発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1987.スポーツと歌とは、とても似ていると思うのですが、どうですか。

A.確かに歌とスポーツと言うのはとても似ています。第一に言えることは体が覚えるしかないという点でしょう。どんな声が良くないのか、どんな声をだしてどんな体の状態のときにトレーナーは良い声だと言ったかなどですが、これは体と耳が覚えるしかありません。
  以前テレビ番組でバトミントンの選手が反対側のコートに並んだ的を的確に射抜いていくといった映像が流されていましたが、これも体が覚えているからできることだと思います。本を見てちょっと習ったくらいでは到底無理な芸当でしょう。何度も繰り返し体に覚えこませてこそ出来ることです。歌も同じです。同じことを何度も繰り返し、体と耳、喉が覚えるしか道はありません。そして短距離の選手のような一発高い音を出す技術も必要な場合もありますし、マラソンランナーのような長時間歌う技術も必要でしょう。体が覚えてこそ技術です。(♭Σ)