発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2004.声を散らさず小さくまとめて出すという感覚がまだ分かりません。日常のトレーニングでは、やはり声を出さないと感覚はつかめないのでしょうか?

A.体と耳と咽喉が覚えるまでやりこむしかありません。1回のレッスンでつかめるほど簡単ではありません。ホースで水を撒く時遠くに飛ばそうと思うとホースの先をつかむでしょう?それと同じことです。日常のトレーニングとしては私は声をだして当たり前だと考えています。声を出せないときは、呼吸や体作りなどの補助的訓練中心にせざるをえません。発声を良くしようと思っても全く声が出せなし出せないのなら難しいですね。あくまでも声で生かせなければ意味が無いわけですから、最初は発声に確認していきたいところです。陸上の選手が走らずに足が速くなるわけないですし、水泳の選手が泳がずに速くなるわけないです。陸上選手も水泳選手も補助的訓練として筋トレなどは多く取り入れているでしょうが、本来の競技を訓練した上で声がだせない環境なら出す環境を少しでも作り出す努力をしてみましょう。 (♭Σ)