A.第一に考えるべきことはまず今の現状を受け入れることです。歌えないのなら、どうすればよいかを考えるのです。近くにスタジオや公共の施設でピアノやキーボードがある場所を探してみるのも一つの手だと思います。冷静に考えてみると普通に生活していれば、テレビの音は普通に流れているし、音楽を聴くことだってあるでしょう。子供がいれば大きな声も出しますし、赤ちゃんがいれば夜中でも泣きます。ですから多少の声は、あまりご近所には聞こえないのです。上下左右の家の方にあらかじめ何時から何時までという約束で、声出し可という約束をとりつけておくのも良いでしょう。
私自身は現在マンションに住んでいます。防音で、音出し可の物件です。音を出せる時間も午前8時から午後22時までと比較的恵まれています。しかし毎週午前9時から歌う仕事があり、その日は午前8時前には家を出発しなければいけません。そのような時は、ウの母音で低音から中音域だけを30分程時間をかけて歌っていきます。ウの母音はその他の母音ほど大きくなりませんし、呼吸の訓練、口内の空間を広げる訓練にもなります。(♭Σ)